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2006年2月23日 (木)

亡姉 和子

 2月22日、昨日は姉和子の命日であった。良く忘れて妹に叱られるのだが、、、。丹波綾部に在住する妹が毎年墓参りをしてくれている。姉は中学生の頃から発病した結核、脊椎カリエスで舞鶴の国立病院に入退院を繰り返し、大きな手術も数回受けた。抗生物質ストレプトマイシンの副作用で聴力を失い、最後は腎臓結核、さらに尿毒症が悪化し、34歳で永眠した。

 入院中、カトリックの信仰を持ち、同姓同名の岡山聖心女学院の渡邊和子氏と文通したり、病院内の俳人より俳句を学び、高浜虚子の高弟である西山小鼓子氏に師事し、丹波の女流俳人として短い人生を生きた。丹波の有名なお酒「小鼓子」の西山小鼓子氏は丹波の造り酒屋、西山酒造のたぶん先先代の社長さんではないだろうか。

 もう2月も中旬、暖かくなってきたとはいえ、山陰地方の丹波、綾部上林の里はまだまだ冬、どんより曇った重くて冷たく暗い日が続き、時々みぞれや雪が舞う。

 長い長い闘病生活の末、寒い寒い2月、暖かい春を待ち焦がれて遂に天に召されたのである。

重ね着の肩を叩いて見舞われし

一枚の重ね着に凝る肩なりし

着ぶくれて死なねばならぬ命守る

 姉は淡々と辞世の句とも言うべき3首を俳句雑誌に投稿していた。これらの句を見て驚く俳句仲間達のところに、「カズコシス」との電報が届いた。いまもこれらの最後の句を読むと胸が痛む。

 料理屋で日本酒を飲む時、西山酒造の「小鼓子」を見つけると必ず注文し、姉のことをしみじみ思い出す。女将に姉の思い出を話すこともある。

 お酒のついでにどうも産卵まえの二月の貝は美味しいということで、無性に食べたくなった。そこで今日は市場で青森の養殖ホタテ貝を買ってきた。かなり大きいのがなんと200円、いつもはもう少し高い。

 中華なべにニンニク一個のみじん切りとオニオンスライスをたっぷりのバターで炒め、良く洗ったホタテ貝を入れて、強火で白ワイン(日本酒でも可)をたっぷり注いで蓋をする。貝が殻を開きかけたら火を止めて、貝を取り出し、殻からホタテの身を外づす。中華なべに再び外したホタテの身を入れ、グリーンアスパラ、シメジやえのき、秋ならば銀杏の実、彩りのために赤いトマトのスライスを並べて、塩コショウで味付けして蓋をして加熱する。貝に火が通ったら出来上がり。火を通し過ぎるとアスパガスの鮮やかな緑が汚くなるので注意のこと。

 スープ皿にホタテの殻を置き、その中に貝の身やキノコ、アスパラなどを並べて、スープをたっぷり注いで盛り付け終わり。パセリのみじん切りを少し振りかけても良し。この料理にフランスパン、野菜サラダをつけると立派なデナー料理となり、白ワインまたは日本酒の冷いのが良く合う。

IMG_3031syukusyou親しいご夫婦のお客さんをお招きした時の静かな午後のひと時、このような料理でおもてなしすると良いですよ。ちょっとリッチな気分!!

食事の後はおいしい日本茶または紅茶、それにクッキーかケーキなどのデザートが付けば最高です。

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コメント

お姉さまのお名前も渡辺和子さんとのこと驚きました。
さっそくTBさせていただきます。
それから、うちでもホタテの焼き物は良く作ります。
手間がかからず簡単で美味しく見た目にも良いですね

投稿: ぼのむ | 2006年2月24日 (金) 16時25分

ナベショー様、DavidYooと申します。
先ほどは、当ブログへのご訪問ありがとうございました。

どの国であっても、
どの選手であっても、
最後まで頑張る健気な姿に、ただただ、書き綴ったら、あのような結果となってしまいました。(ずっと、興奮冷め遣らぬ感で、ほとんど寝てない状態)

ナベショー様、
ナベショー様のブログ開設時に、訪問させてもらいましたが、
ブログスキン、変更されたんですね。

亡きお姉様の、ご命日だからでしょうか。。。
辞世の句、感動しております。

長い長い闘病生活の末、皆様に見守られながらも、命のはかなさを感じてたのでしょうか。
あるいは、感謝の気持ちだったのでしょうか。
そして、その先に見えていたもの。。。。


 ブログ、本当に活発になってきましたね。
たくさんの方との交流、楽しそうですね。
また、遊びに来ますね。
今後とも、よろしくお願い致します。
DavidYoo

投稿: DavidYoo | 2006年2月24日 (金) 21時31分

ぼのむさま 
聖心女学院の渡邊和子さんの本、言葉はほんとに慰められ、元気ずけられますね。いつか講演のテープを聞いたことがありますが、やさしいお声で感動しました。
Davidyooさま
お久しぶりようこそ
おかげさまで少しづつにぎやかになってきました。でもDavidYooさんのブログのように一日に数十人のコメント数、千客万来というほどではありません。
ブログスキンの変更、、そんなつもりではなく、プリントした時、文章が切れないように左本文に変更したついでに画面もいじくったら、、この結果です~ 

投稿: ナベショー | 2006年2月24日 (金) 23時29分

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