カリンのジャム
秋になると黄色い大きな梨のような実がなる。
とても香りが良くて、玄関やトイレ、車の中に置いたりする。
実は切って蜂蜜漬けにすると風邪引いた時の薬になる。
硬くて歯が立たず、食べられないのが残念である、、、と諦めていたが、ジャムに出来ないかと昨秋にチャレンジした。
最初は、薄く切って、砂糖を加えてクツクツ煮ながら、へらで固形物をつぶしてどろどろにした。しかし、口の中にざらざらの感触が面白くない。
そこで、薄く切って(一苦労、、、)20~30分煮た後、ミキサーにかけてどろどろに粉砕し、ステンレスの笊に入れて、押し付けて、さらに布に入れて水分を絞り取る。
この固形物のカスを分離した水分に砂糖を加えてコトコトと煮詰める。
やがて鮮やかな深紅色、強いカリンの香りのする甘ずっぱいジャムが出来上がる。初めて作ったが、なかなか美味しいジャムであった。
朝食のパンにつけたり、食後のヨーグルトに入れたり、アフタヌーンテイーで食べたり、、、直ぐなくなってしまうほどであった。
たくさんのジャムを作ったが、まだまだ木には生っている。
黄色い実を採り、あちこちの知り合いの奥様達に分け、さらに玄関の門柱の脇にずらっと実を並べ、ジャムのマニアルを付けて、「欲しい方は御自由に、、」と。
意外と、カリンのジャムを知る人はいない。いろんな奥様方がジャムにチャレンジして感謝された。
昨年、生り年だったので、今年は如何に? 今年も美しいピンクの花がたくさん咲き始めた。
小雨の中を軽トラで走っていたら、もう牡丹が咲いている家があった。我が家のはまだ硬いつぼみなのに、、、気候だけではなく種類によっても早い遅いがあるようだ。
車を停めて、庭に入らせてもらい、写真を撮った。小雨に濡れて一段と美しさが映える。
今日の昼は焼き蕎麦、夜は八宝菜と妻が買ってきた巻き寿司、いずれも備前焼の高価な深皿に入れられて、ポーズ!
こんなお皿は地味すぎて好きではない、、どうせ小山の爺さんにおだてられたんでしょう、、、と妻はあまりうれしそうな顔をしない。
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コメント
諏訪湖の温泉街前の並木は、花梨でした。秋口で、実がたくさん付いていました。道の駅で買ってきて、私もジャムを作りましたが、堅くて難儀しました。花は綺麗ですね。日曜日に行った“薬師池公園”の牡丹園も身頃だそうです。
投稿: ばら色婆ァバ | 2006年4月11日 (火) 07時29分
かりんのジャムは難しそうですね。今日お店でイチゴが安かったのでこちらはイチゴジャムを作りました。
投稿: なぎさ | 2006年4月11日 (火) 22時29分
確かに硬くて難儀しますが、しっかりした包丁で切れないほどでもなく、おろし金で摩りおろしても良し、
是非、チャレンジする価値はある美味しいジャムです。
ゼリーで固めても良いかな!
あの黄色いカリンがほんとに鮮やかな美しい深紅のジャムになるのです。
投稿: ナベショー | 2006年4月11日 (火) 22時36分