« スイカズラ | トップページ | スルメ烏賊と長芋料理 »

2006年5月28日 (日)

マジソン郡の橋

Img_5306syukusyou ヤマアジサイ(2)

 薄いピンクが少しかかったヤマアジサイの花、、

 僕はこの小さく可憐なヤマアジサイの花が好きだ。

 花びらが雨の雫にしっとり濡れて、小さな黄緑色の葉、うっかりすると他の花の大きな葉に隠れて気づかない。

 夏の暑さと日照りと、冬の寒さ、、、葉も茎もほとんど枯れてしまう。あの細い枝、、、どこへ行ってしまったのだろう。 

 春が来て、枯れ木のような細い枝から小さな新芽を見つけるとほっとする。

今朝、激しい雨の音で目を覚ました。庭の芝生の低いところは池のようになり、大粒の雨が滝のように降り注いでいる。

 このような激しい雨を見ると、時として映画「マディソン郡の橋」のラストシーンを思い出す。

 ナショナルジオグラフィックの専属カメラマンのロバート・キンケイドと農家の主婦であるフランチェスカの出会い、わずか4日間の真剣な恋と別れ、世の主婦達の誰もがこのような恋の体験をしたいと思った。

 漫然と送る平凡な人生のあるひと時の真剣な出会いと別れ、宝石のごとき大切な思い出を一生心の奥に秘めて生きる。言ってみれば不倫のお話なのだが、爽やかな余韻さえ感じるのである。

 ロバート・キンケイドを演じるクリンスト、イーストウッドの薄くなった髪の毛から滝のように降る雨の雫が流れ落ちる、、、彼女の最後の決断を待つ彼、、、夫の運転する車の助手席から食い入るように彼を見るフランチェスカ、、、車のドアノブにかかる手に力がこもる、、、結局、フランチェスカは平凡な夫との変わらぬ生活を選ぶ。

 マカロニウエスタンの若きクリンスト・イーストウド、ダーテイーハリーなどで活躍、そして「マジソン郡の橋」での薄い髪の毛、額を伝って流れ落ちる雨、、印象的であった。

小説ではロバート・キンケイドとフランチェスカのその後の人生を描いた「マジソン郡の橋 終楽章」も興味深い。

 ナショナルジオグラフィックはこの小説のための特別の表紙を作ったし、何時だったか、ナショナルジオグラフィックの専属カメラマン達の人生と悲劇を描いた特集も興味深かった。

 周到な準備をおこない、膨大な装備を持ち、家族を残しての数ヶ月から一年近くの撮影の旅、彼らの離婚率は異常に高いそうである。

 地の果てのジャングルまでも、数歳の子供を背負って、妻を同伴する涙ぐましいカメラマンのことも描いてあった。

 今晩の料理Img_5324syukusyou Img_5325syukusyou Img_5326syukusyou

 

 金目鯛の煮付け、牛肉スライスの炒め物、畑で採れた小蕪の糠漬け

|

« スイカズラ | トップページ | スルメ烏賊と長芋料理 »

コメント

我が家では、不倫の話は禁句です。
19歳で本気で好きになった男は既婚者でした。
21歳で別れ、翌年現夫と結婚(夫は私の過去を承知です)。
36歳の時、偶然に再会してしまい・・・、昔の男は「やり直す」と、夫に私を譲るよう言って来て・・・修羅場でした。
男は夫より年下、私は夫に付いて行くと約束して、それっきり夫は2度と、私を責めもしません。
私は、喩えドラマでも小説でも、不倫を封印・禁句にしました。せめての償いに・・・。

投稿: ばら色婆ァバ | 2006年5月29日 (月) 08時17分

ナベ様
クリント・イーストウッドの薄い髪の毛をだいぶ気にしていらっしゃるようですが、、、?、私は気がつきませんでしたから、メリル・ストリープの方を気にしていたんでしょうね。まあ、あの時、メリル母さんが踏みとどまったからこそ、のちに子供達の家庭が崩壊せんとするとき歯止めがかかった、、と言えると思うのですね。母性の方が強かった、ということでしょうか。
夫が臨終の時言いましたね、「君にも追い求めたい夢があっただろうに、、、」と。わたしはあの重い言葉が忘れられません。
ロバート・レッドフォードとの共演「アウト・オブ・アフリカ」もいいですねー。、、、きりがないからこのへんで。

投稿: なぎさ | 2006年5月29日 (月) 21時35分

やさしい夫、妻の秘めたる変化に気づいていたのですね。私も夫の臨終の言葉が忘れられません。
なぎささまは鋭い考察ですね。

ばら色さまは、ほんとにドラマのような人生を歩んでこられたのですね。

投稿: ナベショー | 2006年5月29日 (月) 22時32分

マディソン郡の橋 の撮影の時メリル・ストリープは、イタリア移民の農家の主婦らしくなるため、10キロ以上体重を増やしたということを雑誌で読みました。すごいプロ魂ですね。私はメリル・ストリープって体格いいのね~と思いながら見ていました。聞かなければわからないことでした。

投稿: なぎさ | 2006年6月 1日 (木) 22時06分

確かに、小説でのイタリア移民の農婦、、という設定、太り気味の良い体格でしたね。
妻が私と同じくらい、、、なんて言ってましたが、、。

投稿: ナベショー | 2006年6月 1日 (木) 22時35分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/164046/10282482

この記事へのトラックバック一覧です: マジソン郡の橋:

« スイカズラ | トップページ | スルメ烏賊と長芋料理 »