初めての新茶が出来た!
今朝は5時起きして、軽トラに一人用電動茶刈り機やエンジンバッテリー、コード、ガソリン、布袋、竹籠など一式を積み込み、朝食後に直ぐ山へ出発した。
天候 晴れの薄曇り、絶好の茶摘日和である。
茶畑のかなりの部分が遅霜と氷にやられて、非常に芽が薄いが、今日刈るところは、畑の下のほうの霜の被害が比較的少ないため、かなり伸びている。品種は「やぶきた」である。 ナベショーの畑はまだ被害が少ないほうだが、可哀想なくらい全滅に近い畑もある。
一年間、精魂込めて育てたお茶、、、今まで費やした肥料や農薬などの経費が回収できないだろう。 自然の天候に影響受ける農業なので、仕方がないのではあるが、、、、。
ナベショーの畑でも霜と氷によって二回の被害を受けた畝のお茶は、新芽らしきものがほんの少ししか伸びていない。 広い茶園のほとんどが、このような状態の生産農家もある。「出るのはため息、経費は出ない」である。
10時には刈り終わって、大きな竹籠に葉を入れて、軽トラで茶工場に運んだ。目方を計ると20Kgであった。ほんとは30Kg欲しかったが、何とか運転できるであろう。
茶葉を平たい竹籠に広げて、一時間日光に干して、さらに2時間日陰で干した。
ボイラーのスイッチを入れて、白い蒸気が勢い良く蒸し機に入りだすと、いよいよスタートである。蒸した茶葉は粗揉機、揉捻機、中揉機、整揉機を経て乾燥機で荒茶となる。 写真は揉撚機でゴリゴリ揉んでいるところである。
ナベショーの運転する製茶機は古いので、乾燥していく茶葉の状態、手で握った感触から判断して、次工程へ進む。コンピューターによる自動制御の機械と異なり、判断を一つ間違えて失敗するともう取り返しがつかない。次工程はぐちゃぐちゃとなる。
まあまあの緑色のそこそこ形の整った荒茶が3、4Kg出来上がった。素人のはじめての新茶製造に誰もが期待はしていなかったようである。
どれどれと、夕方になって見に来た人達も意外そうな顔をして、「素人の初めてにしては、まあまあ良く出来てるじゃん!」
持ち帰り、自宅で淹れて味わったが、少し渋みが強いが、まさしく新茶の香りである。
さあ、これから天気さえ良ければ毎日、二週間ほどお茶つくりが続く。
こういう簡単で素朴な食事も美味しい。しかもスルメ烏賊の料理を含めて、30分もかからない。
日本料理やケーキ専門のロスの次女が初めてパンつくりに挑戦したそうで、パンの写真がメールで送ってきた。今日もそれらをブログに載せることにした。(無断でのせてゴメン!)
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コメント
おめでとうございます。
ビギナーズ・ラックとはこういうことをいうのでしょうか?
1年間の丹精の賜物でしょうね~。新茶でカンパーイ!!
投稿: なぎさ | 2006年5月 6日 (土) 22時10分
こんにちわ~。
無断でのせてゴメン!と書いてあるお嬢さんのパンの写真にコメントするのは気が引けるのですが…。
初めてパン作りに挑戦したなんてウソのようなきれいなパンですね!全部形が揃ってるところなんて本当にプロっぽい…。
ボクも負けないようにがんばります…!
投稿: さるじゅ | 2006年5月 7日 (日) 14時34分
新茶の完成、おめでとうございます。
新芽の鮮やかな黄緑がキレイですね。茶畑から爽やかな風が感じられました。きっと、香りのいいちょっと渋めのお茶でしょうね。
これから、自分のお茶でお料理の前後を決めるのですから、凄く贅沢なことでは無いでしょうか。
投稿: ばら色婆ァバ | 2006年5月 7日 (日) 15時41分