ハスの花
各地のレンコン田や蓮池 のハスが開花した。
でも連日の雨のため開花した花の花弁が垂れてしまい、写真のモデルになってくれるような整った花は少ない。
天気が回復し、久しぶりに晴れ間もでてきた。
今晩も雨が降らなかったら、明日の早朝はきっと見事な花が見られることだろう。
かなりの高級カメラを構えた写真愛好家、着ている服装も写真家らしきファッション、、たくさんの人達が並んでいた。
まずは、お互いの持っているカメラ、交換レンズに視線がいくのは、やむないことか?
土曜日の午後なので、小さな子供連れの若い家族連れも多かった。
ハスの花をバックに携帯で写真をとる若いカップルの姿も見る。
花が咲き終った後、雌しべに出来るハスの実を食べるのが楽しみだった。
茶碗をさかさまにしたようで、ぶつぶつの穴の中のどんぐりのような緑の実を穴から穿り出して食べる、、、意外と美味しいよ!
そういえば、沼や河川に繁殖する菱の実も茹でて食べたな~
栗のような味がして美味しかった。
今でも食べる人はいるのだろうか?
今は蓮根を収穫するのに水圧ホースを使って便利になったが、昔は腰まで泥の中に浸かって、手で掘り起こすたいへんな重労働であった。
水上 勉 の小説「飢餓海峡」 の映画化 山崎 勉 若山富三郎 藤真利子共演の映画を覚えている。
青函連絡船洞爺丸沈没の夜の事件、
過去を葬り逃げる犯人(山崎 勉)、追う執念の刑事(若山富三郎)、犯人を慕う美しい娼婦(藤 真利子)、、、函館、東京、犯人が生まれ育った丹波の舞鶴
犯人(山崎 勉) が極貧のなかの老いた母と共に、泥に埋まって蓮根を掘るシーンは忘れられない。
水上 勉 は舞鶴の隣、ナベショーの郷里の綾部から峠を越えた福井県側の若狭の町の出身、貧しくて少年時代は京都の寺に預けられる。
水上 勉 のやりきれないほどの陰鬱な暗い雰囲気の作風は、この山陰地方の冬の暗くて重く湿った気候と貧しかった少年時代の体験によるのであろう。
若狭大飯町には水上 勉の「若州一滴文庫」がある。水上 勉の蔵書2万冊と資料を展示する総合文学館である。
今日の夕食
桜海老他の天婦羅、揚げだし豆腐、冬瓜のあんかけ煮、冷やし素麺
公園で木に登っているノラちゃん子猫がいた。 可愛いね~
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コメント
あ、蓮が咲きましたか。
実は、近くに“大賀蓮”の名所があって、毎年行きます。
先週に電話で確認したら「まだ蕾」とのこと。
そろそろ行ってみましょうか。
モンタ君の、右手(前足)が何とも言えずいいですねぇ。
(夫も、茨城県取手出身なので、蓮の実・菱の実を食べた経験があるそうです)
投稿: ばら色婆ァバ | 2006年7月23日 (日) 05時21分
蓮の花ってほんとうにきれいですね、・・・
写真を見ているだけで、こころがあらわれるような気がします。
近所にないか、どこか探してみます、・・・(*^_^*)
投稿: こつ | 2006年7月23日 (日) 22時01分
ばら色婆ァバさま
大賀ハス まだ見たことありません。
きっと、もう咲いていると思いますよ。
モンタの面白い決定的シーンを撮るのは、むつかしい。
ハイ ポーズ! ってわけにいかないのでね
投稿: ナベショー | 2006年7月24日 (月) 09時08分
こつさま
ハスの花、、美しくてほんとに心が洗われるような気になります。
でも、根、地下茎は深い泥の中、、対照的ですね。
蓮根料理は大好きですけど、、、
投稿: ナベショー | 2006年7月24日 (月) 09時19分