野生のエルザ
昔からあるハッカである。庭に植えるとどんどん根が広がり、増えていくたくましい植物である。
駆除しても、わずかな根が残っていると再生して再び芽を出してくる、
この緑の葉をケーキなどに使うが、葉には数パーセントの精油が得られ、主成分はL-メントールである。
今は天然のハッカから抽出したメントールではなく、工業的に合成されたものが主に使われる。
合成で得られる化学物質の化学立体構造は、丁度人の右手(R-)と左手(L-)の関係にある同じ構造のものが50%ずつ含まれる。
でも不思議なことに、天然のものはすべてL-、すなわち左手の構造である。
何故だろう?
おそらく、植物を創造された神様がたまたま左利きだったからであろう。
野依良治博士は、天然と同じ左(L)手のものばかり選択的に化学合成する不斉合成という手法を発明された功績により数年前ノーベル化学賞を受賞された。
これは最近の高活性の医薬品の開発に大きな貢献をいている。
この発明に基づき、L-メントールの製造技術と大量の工業規模での生産を成し遂げたのが高砂香料工業(株)である。
この話、、難しかったなか? 大学の有機化学の講義で教えるのだろうね?
このハッカの葉、、、手で揉んで鼻の中に入れると、気持ちが良いね!
午後には雨が上がり、やっと薄曇り、、、外へ出ることが出来た。
トンボも蜘蛛もやっと、ほっとした感じで身体を乾かしている。
久々に外を走りまわっていたのはモンタも同じ、、。
ギャ~!! 突然、妻の凄い悲鳴!!!!
なんと、モンタは小さな野ネズミをくわえて家の中に戻ってきたではないか!
手でもてあそんでいたが、とうとう食べてしまった。
ほんとに、、、、、ムシャクシャと、、、
この写真、、、アップする時は目をつぶってください。
今までも、スズメやトカゲ、ネズミを捕まえてきたことはあったが、食べてしまったのは初めて、、、、
よくぞ仕事をしたと誉めてやるべきなんだろうね!
ほんとは、皮付きの表面を軽く火であぶるのだが、生憎刺身用に皮を剥いだのを買ってきた。
以前は一本買ってきて、さばいて、家族でたいらげたけど、今は1/4で十分である。
たっぷり薬味を添えて、青紫蘇、玉ネギ、ネギ、生姜、茗荷、、アッ ニンニク忘れた!
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コメント
銀座に通勤していた時代、朝の街角(ごみ集積所)はカラスの堪り場、地下ホームの通気口は鼠の通り道・・・これが銀座の素顔かと思いました。
モンタ君くらいの大きさの鼠と、何度出会ったことか。
この夏、美味しそうな鰹が、リーズナブル。嬉しいことですね。
茹でて、オリーブ油に漬け、味が馴染んだら冷凍保存してみようと思っているの。
上手くシーチキン風になるように願っているのだけれど・・・。
投稿: ばら色婆ァバ | 2006年7月21日 (金) 20時57分
ほんと、モンタくん、なんて、オリコウサンなんでしょう!
・・・とか言って、わたしなぞ、気絶してるかも・・・(^^ゞ
投稿: こつ | 2006年7月21日 (金) 21時00分
メントールのはなし、興味深いです。ナベショーさんは化学、または製薬メーカーさんだったんですか?
毎々の更新、頭がさがります。
投稿: PPP | 2006年7月22日 (土) 19時42分
PPP さま
化学屋でしたが、電子材料や自動車塗料原料などの新製品開発で研究所、工場、開発、営業、事業部、本社と工場を行ったり来たり、、楽しく仕事をさせてもらい、最後は子会社の工場管理で定年を迎えました。
サンデー毎日、、おかげでブログも毎日更新できます。
投稿: ナベショー | 2006年7月22日 (土) 20時13分
モンタ君やっと狩をするようになったんですね。さすが野生の目つきをしておる!
これから自立して食料は自分で調達するように言ってやったらどうでしょう?(な、おとうちゃんもいつまで生きてるかわからんからなー、とか言って。)
けれど食事は家の外ですますように、、、とシツケルことが出来ないと大変ですね。家の中悲鳴だらけ、掃除もたいへん。カリカリの方がらくちんかも、ですね。
投稿: なぎさ | 2006年7月22日 (土) 20時33分
なぎささま
毎日、カリカリばかりで飽きてきたのでしょう。
外で食事を済ませてくれたら、、、ついでにトイレも、、、
そうなりゃ、もうノラちゃんですね。
投稿: ナベショー | 2006年7月22日 (土) 23時06分