ドングリの餡子でお萩餅
ラッキョは春に咲いたと思ったけど、畑の隅のラッキョが美しい花をつけていた。
今年は畑にたくさんのラッキョの球根を植えた。
芽をだして、細い葉を伸ばしつつある。
昨年,植えたのは、今年の夏、ほとんど収穫してしまった。
未だ、小さかったので、今年植えたのは、来年夏に、半分だけ収穫し、後半分は2年ものとして残しておく予定である。
これを、どのように料理するか~
今でこそ、食べる人はいないが縄文時代の人々にとって、どんぐりは大切な食料
縄文遺跡には、土器の中に大量のドングリが保存されていたり、ドングリの皮が大量に見つかっている
まづ、固い表皮を剥かねばならない、、、、、が、
固くて全く歯が立たない、、、 包丁の刃も寄せ付けない
ウ~ン!!!
どうするか、、、、オッ! 先日のNHKのためしてガッテン 栗を美味しく食べる方法、、何てやってたぞ!
確か、圧力鍋を使って、何かやってた、、
このドングリを圧力鍋に入れ、水をひたひたに浸かる程度に、少し入れて
シューシュー言うこと10分間、
そのまま放冷、、、、、しばらくすると、鍋の中でものすごい音!!!
たぶん、鍋が冷えて、鍋の中の圧力が下がり、固いドングリの皮の中の圧力のほうが高くなり、
皮が破裂した音であろう、、シメシメ!!
冷えてから、取り出してみると、ヤッタ~ 全部 予想通り、破裂してる
一個一個、手で皮を剥いて中の実を取り出した。
二つに割って、出にくいものは、爪楊枝で掘り出した
幸いなことに、渋皮は固い殻のほうにくっついて、実のほうにはくっつかない。
取り出した実はもう少し白っぽい美しい色かと思ったが、茶色であった。
左側はドングリの殻
右側は剥いたドングリの実 栗の実とほとんど変わらない風味である
このまま食べても、茹でピーナツみたいで美味しいが、、、、
水を加えて煮込んで、砂糖入れて、塩をほんの一つまみ入れ、すりこ木で潰して餡子にした
味噌のようであるが、餡子である。
固い部分もがあって なかなかきれいに潰れなかった
砂糖を入れる前に、再度圧力鍋で煮て柔らかくしたほうが良かったか、、、、、
小豆の餡だってつぶ餡があるから、まあ、全部潰れなくてもいいとするかな
ここまで、出来たら、もち米を洗って炊かなくちゃ!!!
遂に出来た!!!
皆様も縄文時代の古に帰って、ドングリ餡子お萩を作ってみませんか
栗とほとんど変わらぬお味です。
ドングリ餡子を作りながらブログを書きました。
最後の最後、美味しいお萩に到達できた、、ホッ!
ブログも何とか完結した ホッ!
モンタ 全く、好きだね~ うちの主人は!
ドングリで餡子作るとは、、、
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コメント
スゴイ!、スゴイ!!、素晴らしい。
敬服、感動・・・シンジラレナ~イ!!!。
頭を使い、手間を掛ければ不可能は無いと、改めて嬉しくなりました。
私は、すぐに贅沢な食材に眼が往き、美味しくて当たり前の食材任せに為りがちだった事、反省しきり。
このお萩、どんなにか美味だったことでしょうね。
細かな作業と時間、そして形にしようとする熱意。美味しく食べようとする原点ですもの。
ナベショー様、ドングリ餡子(お萩)のアップをありがとう。感謝。
投稿: ばら色婆ァバ | 2006年10月28日 (土) 10時08分
こんにちはナベシーさん
ドングリ食べましたか! 戦時中ドングリを拾って学校に持って行った記憶
あります・・都会の子供達のお昼になったのかもしれませんね。イチノミ・シイノミが美味しかったデスね。時折、お祭の夜店で升売りを見かけますが、懐かしく思うのも我等の年代まででしょうか!
ドングリの調理法 愚生も試してガッテンして見ましょう。
愚生の住居地は弥生人の環濠住居跡で焼き物工場があったらしく国の史跡指定地になっています。改築も転売も出来ませんがこの地で古代人を想いながらドングリ団子食べてみたいです。
投稿: グウ爺 | 2006年10月28日 (土) 16時03分
ばら色さま
飢えとの戦い、何とか食られる物を日々手に入れること、そういう昔の人々の生活、、、縄文時代まで遡らずとも、子供の頃の田舎の生活はそれに近いものでした。
でも、、ドングリまでは食べなかったな~
昔はやはり、石で砕いて粉にして、水で曝して、澱粉をとって餅にして食べたのか?
葛、蕨、、、などと同じように、、
料理って食べること以上に、食材を準備い、料理を作るプロセスのほうが数倍楽しい、、、、
投稿: ナベショー | 2006年10月28日 (土) 18時01分
グウ爺さま
ドングリにもいろんな種類があるんですね。
ナベショーが今回トライして食べたのは、常緑樹のシイの木の実、、シイの実は少しも渋くなくて美味しい。
でもナラやカシの種類のドングリは灰汁(ポリフェノール類)を含み、渋くて苦くて、そのままでは実は食べられないようです、
ドングリを皮どと細かく潰して、水で曝し、沈降してくる澱粉を分離、乾燥して料理に使う、、、、これもいづれ試してガッテン!
それより、隣の空き地を覆っている葛、、根を掘り出し、乾燥させて、潰して、水で曝し、葛澱粉をとってみたいと思ってます。
以前、吉野ヶ里遺跡、有田焼、、、見学に行きました。
投稿: ナベショー | 2006年10月28日 (土) 18時20分
ナベショーさま、
葛って、あちこちに、こんなにたくさんあるのに、
本物の葛粉ってとても稀少品だとか・・・?
何故なんでしょう、やはり、手間賃なんでしょうか・・・
投稿: こつ | 2006年10月29日 (日) 08時23分
こつさま
そう、、やっぱり手間なんでしょうね。
背丈ほどに覆われた葛の蔓を刈って、地中を縦横に数メートル以上に延びる根を鍬で掘り起こす作業、、、これは厳しいと思う
根っこさえ掘り起こせば、乾かして、叩いて、水でさらして、沈降する澱粉を分離、乾燥、、、、、一日の作業でどれぐらい採れるのかな~
投稿: ナベショー | 2006年10月29日 (日) 08時51分