富山県、新湊へ魚と蟹を食べに行く
中央自動車道を甲府盆地から諏訪方面に走ると、左側には南アルプス の北岳、間ノ岳、農鳥岳、さらに手前の薬師、観音、地蔵岳の鳳凰三山から少し離れた甲斐駒ケ岳が見える。
もう、晩秋、、南アルプスの山々の頂は白い雪をかぶって朝日に輝く、
地蔵岳の頂上には、針のように高くそびえるオベリスクの岩が地上からも見える。
4年前の夏、家族で鳳凰三山を縦走し、次男と長女がオベリスクの岩をよじ登った。
長男の妻と孫達が伊豆の実家へ帰省するので、長男と夫婦3人で富山県の漁港、新湊へ魚や蟹、海の幸を食べに、一泊二日のドライブに出かけた。
朝、6時前に出発し、途中、焼津の長男をピックアップし、東名焼津から富士宮インターから甲府にでて、中央自動車道に入った。
天候は曇り、予報によると寒波の到来、初冬並の寒さになるという。
冨士の裾野から甲府に抜ける道路、全山紅葉、、先日妻と登った毛無山もよく見えた。反対側の 冨士山は朝の霞に覆われて、淡い姿であった。
運転は長男がやってくれるので、ナベショーは心置きなくカメラに専念できる。
荒っぽい、否メリハリ効いたナベショーの運転では、安心して乗っておれないというのが正直なところらしい。
妻は酔い止め薬飲んで、早くもうつらうつら、、、、
甲府南から中央自動車道、、、祭日にもかかわらず、道路は驚くほど空いている
真っ白に雪をかぶった鋭く三角にとがった北岳と白峰三山をアップして御覧ください。
北岳は冨士山に次いで高い山(3192m)、高村 薫の直木賞受賞作「マークスの山」の舞台になった山です。
薬師岳などの鳳凰三山の山並みが美しい。
写真をアップして、右端の地蔵岳の頂上の尖塔オベリスクが見えるでしょうか?
やがて、中央高速道の右手前方の雄大な八ヶ岳連邦、鋭くそびえる主峰赤岳が見える。
昨年夏、妻と登ったが、非常に険しく、今年の一月、冬には遭難者が数人死亡したところである。
天候が回復し、晴れ間もでてきた。
外気温は5度、、なるほど初冬だ!
中央自動車道のドライブは、やがて諏訪湖から、長野自動車道へ入り松本、姨捨、須坂を経てり、妙高から直江津へ向かう。
沿線は紅葉、紅葉、、、遠くには北アルプス、白馬、上信越の山々が美しい。
裏日本に入り、妙高高原の妙高、、麓付近まで昨夜は雪が降ったようである。
2454mの妙高は雪雲に覆われて頂上は見えない。
麓の新井市には、ナベショーが勤務した化学会社の工場がある。
夜行列車の北国や日本海で出張でやって来た。
新井工場の人に案内してもらって妙高山に登ったのが、2000m以上の本格的な高い山登ったはじめての経験である。
直江津から北陸自動車道を日本海に沿って走り、富山西インターで降りて射水市の新湊に着いた。
新湊の海王丸パークでは11月19日の蟹蟹祭りがあって、、富山、県外からも多くの人で賑わって、蟹即売会では たくさんの蟹が完売だったそうである。
商船学校の練習船、地球を50周航海して、引退した旧海王丸が、現役時代そのままで公開されている。
また、世界の帆船模型も展示されていた。
寒い日だったので、祭日だというのに、公園には、ほとんど人はいなくてひっそりしていた。
漁港での蟹の競りは早朝と午後にあるそうだが、もう競りは終わって、漁船も再び漁場の出て、港はひっそりとしていた。
空は裏日本の冬特有のの暗い雲に覆われた今にも降りそうな冷たい空、、、
少し早かったが、ネットで調べて予約してあった新湊の民宿「信一」 に着いた。
「信一 」は魚屋、仕出料理、割烹料亭、民宿、、
普段は釣り客、長期の工事関係者、ビジネスの泊り客が多いそうである。
一人 特別料理つき、一泊二食つき、9000円、、、
蟹の大きいの、小さいのをそれぞれ一匹つけましたとのこと、、、
特別料理がつかなければ6000円くらい
二つの座卓いっぱいに並べられた料理、三人前
もちろん、この写真は一人分ですよ~
いくら何でも、これ全部一人で食べるの~と、食べる前から、早くもタジタジ、、、、、
食べ始めてから、さらに熱々の鯛一匹の酒蒸しが3皿運ばれてきて、
うわ~ !!!!
これは、写真に撮るのも忘れてしまった。
一番好評だったのが、これ! 蟹の甲羅の下に大根おろし、その上に蟹の足の身、蟹味噌、ネギをのせて
炎で焼いて、いただく!
これらの料理のメニュー
海老と野菜の天婦羅
アイナメの塩焼き(大きいアイナメだ~)と蛸の塩辛
お刺身 (ブリ、鯛、マグロ、烏賊、甘エビ、、下に昆布を敷いてある)
セコカニ(ズワイカニの雌、子持ちなので、おめでたい時の料理に使うそうであるが、漁期が限られてる)
ズワイカニ 一匹
赤い小魚の南蛮漬けとマンボウの酢物(このマンボウがわからなかった、、鶏のささ身のような感じで美味しい)
蟹味噌と身とネギの甲羅焼き
カワハギとハマグリとキノコの鍋
小鯛の酒蒸し(昆布の上に二枚おろしの小鯛をのせた酒蒸し)
五目炊き込みご飯(牛蒡と人参、シメジ、、、、)
林檎と富柿のデザート
とうとう、最後の五目炊き込みご飯は良いお味付けで美味しかったが
既に限界を超えそうなほど満腹のため、一口だけ味わって、プラスチックの容器にパックして持ち帰ることにした。
お腹いっぱい、美味しかった!、、、、もう限界である。
妻は蟹とアイナメの塩焼きを半分食べ残し、長男が全部平らげた。
ナベショーもこんなにたくさんの美味しい魚料理、蟹を食べきれないほど食べたのは、始めてである。
部屋へ引き上げ、苦しいお腹をいたわりながら、早々と布団の中、、、、本読んでるうちに寝てしまった。
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コメント
やはり民宿は地の料理がたっぷりでいいですね。
私達は、掛け流し温泉と料理を中心に¥10000くらいの旅館を飛び込みで探して泊まったので、いい料理でしたが、これほどは出ませんでした。
こんどからは、前以て民宿を予約して出かけましょう。
投稿: ばら色婆ァバ | 2006年11月25日 (土) 16時12分
ついに・・・有言実行・・・ですね~!
蟹を堪能されましたね~!良かった!
海も時化ず・・・魚もあがったんですね~
お帰りは・・・・何時ですか?お気をつけて・・・!
セコ・・美味しいですよね~!
ぽちっと!
投稿: マグロ君 | 2006年11月25日 (土) 18時38分
ばら色さま
料理が安くて、豪華、ボリュームでは民宿が一番ですね。
でも、、食べ切れません、、、
この新湊の民宿の料理、、、今までに経験した中では最もすごい量の料理でした。
投稿: ナベショー | 2006年11月25日 (土) 21時19分
マグロ君さま
蟹も魚も堪能しました~!
新湊の情報、、ありがとうございました。
投稿: ナベショー | 2006年11月25日 (土) 21時22分
おはようございます。
北陸の空と海の幸、北陸ですごした数年間を思い出しました。
いつも贅沢に海の幸と日本酒を楽しみました。
但し、仕事では雪起こしの雷に泣かされましたが。
投稿: ぞう | 2006年11月26日 (日) 04時31分
ぞうさま
私も京都府北部の山陰で育ちましたので、静岡など表日本の暖かさと明るい太陽と比べ、、、、裏日本の冬の空、暗くて重くて冷たく寒い日々
美味しい酒と海の幸が無ければ不公平ですね。
投稿: ナベショー | 2006年11月26日 (日) 08時46分
風景を楽しませていただきました。ただ座卓上のご馳走は海外在住の私にはちょっぴりザンコク! でもでも私も11月初め、静岡に着いた夜、呉服町通りにある蟹専門のレストランに友人からご招待を受け、毛蟹とタラバガニ、それに美味しい静岡の吟醸酒で至福の一夜を過ごしました。
投稿: はなあかり | 2006年11月26日 (日) 20時12分
蟹を食べに北陸へ行こうか?、でも急に寒くなって・・・取り寄せようか。
ということで、まずは高速代と民宿代などを、取り寄せ料金にして我が家でゆっくり“蟹”と相成りました。
投稿: ばら色婆ァバ | 2006年11月26日 (日) 20時59分
はなあかりさま
そう、、ちょっぴりザンコク、申し訳ない、、
ご帰国の折には、カニ料理や丁字屋のトロロ料理など静岡を楽しまれたのですね。
投稿: ナベショー | 2006年11月26日 (日) 22時16分
ばら色さま
駄目、駄目! ご主人に運転してもらって日本海まで行かなくっちゃ!
投稿: ナベショー | 2006年11月26日 (日) 22時19分