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2007年4月19日 (木)

家で釜炒り茶を作った!

Img_9144syukusyou

 この牡丹は、故郷の丹波で、母が近所の大きな牡丹の株から、種を貰って来て、

庭で育てて花を咲かせていたものである。

 7年前、母が他界した後、故郷の家からその牡丹の株を掘り起こして藤枝に移した。

 今まで天候が悪かったが、今朝は珍しく雲はあれど日が照ってる。

 よし! 今日は筍を収穫する茶園で、茶葉を摘んで、釜炒り茶を作ろう!

 Img_2233 Img_2232 荒れ放題の山だけど、春になると、新芽が伸びて、茶摘が出来る。           

 Img_2235 約800グラムのお茶葉を摘み、竹の笊に広げて、日光に干した。 Img_2238

 と言いたいのだが、曇ってしまった。

 太陽の光に当てて、さらに日陰で干す

 そうして、生葉を萎れさすことを、萎凋(イチョウ)という。

 この萎凋により、光エネルギーと生葉の中の酵素が働いて、

 花のような美しい高貴な香り(萎凋香)が生成するのである。

 日本の煎茶は、摘んだ後、限りなく短時間に蒸気で蒸して製茶するので香りは無い。

 その代わり、お茶の美しい緑色とアミノ酸による旨さや火入れによる香ばしさを重視する。

 しかし、中国茶は萎凋を必ず行って、生葉を発酵させて、お茶の香りを重視する。

 また、お茶の色も、あまり重要視しない。

 午後の3時頃になって、やっと日が照ってきた。

 何とかImg_9163syuku 萎れさせて、部屋の中において、さらに萎れさせた。

 さあ、これでよし!

 素晴らしい緑の香り、爽やかな新茶の香りが、部屋中に漂っている。

 しかし、実際にはこのすばらしい花の香りが、製茶工程を経るごとに、どこかへ飛んでいってしまう。

 最終の出来上がったお茶に、萎凋香残っていない、、、 

 ときたま、何かの条件が揃った時、素晴らしい萎凋香のあるお茶が出来ることがある。

 まさしく、幻のお茶である。(昨年は7回工場で製造して一回しか萎凋香のお茶はできなかった)

 Img_9161syuku Img_9166syuku300℃に加熱した大きな鍋の中に、生葉を投入し、チリチリと音をたてる茶葉を鍋の底に押し付ける

 この操作を殺青(サッセイ)といい、茶葉の中の酵素の働きを殺してしまい、さらに青臭さを飛ばしてしまう。

 殺青の終わったアチアチの茶葉を外に取り出し、ゴリゴリと両手で力いっぱい揉む。

 茶葉の組織を破壊し、葉の中の水分が蒸発して乾燥しやすいように、ここで十分揉む。

 ほぼ、揉み終わったら、再び鍋の中に移して、小さな炎で、茶葉の温度が上らないようにして、

 扇風機で風を当てながら、乾燥させる。Img_9175syuku Img_9178syuku                                 

 温度が上り過ぎないように、時々、茶葉の温度を測定する。

 だんだんと乾いてくる。Img_9181syuku Img_9183syuku                                        

 形を整えながら、カリカリになるまで乾燥させて、出来上がりImg_9189syuku Img_9191syuku                

 約200グラムの釜炒り茶が出来た。Img_9195syuku     名人が仕上げる手揉み茶ではなく、中国茶のようなくりくりした形に仕上がる。            

  さっそく、試飲、Img_9200syuku Img_9202syuku うん! あ~ 爽やかな5月の風!、緑の香り! 新茶の香り!  

 何回、お湯を入れても、美味しいお茶が出る!

 今晩、眠れるかな~ 

 ご家庭でも簡単に美味しいお茶が作れます。

 100グラムくらいの生葉ならば、ホッとプレートを使ってもよし、

 生葉を少しずつ蒸篭で一分くらい蒸して、 手で揉んで、厚い鍋、あるいはホッとプレートの上で乾燥させても出来る。

 まあ、家でお茶作りをすると、朝から夕方まで、たっぷり一日時間をかけて遊べる。 Img_2245                     

 モンタ、、すごい格好してるね!

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コメント

新茶を自分で・・・作る、
さぞかし、美味いお茶が出来たのでしょう!
手間がかかるのですね!

投稿: bee83 | 2007年4月20日 (金) 08時39分

bee83さま
市販されているお茶がどれもこれも全国同じで特徴があまりありませんが、自分で作るといろんな味や香りのお茶が出来て楽しいですよ。
生葉をそのまま揉んで、一日置いておくと紅茶になります。
乾燥は小生のやり方が一番いいようです。
天日で2~3日干して乾燥させると、また異なったお茶になります。
手間はかかるけど、まあ、ゴルフやパチンコに比べりゃ、もっとも安つく、大人の楽しい遊びみたいなものです。
蜜蜂も同じようなものかな?

投稿: ナベショー | 2007年4月20日 (金) 12時25分

そちらではすでに五月の風が吹き渡っているのですね~!
新茶の清々しい香りがこちらまで風に乗ってとどきましたよ~~(^^♪

投稿: なぎさ | 2007年4月20日 (金) 22時48分

なぎささま
最近、寒い日が続くので、5月の風が吹くにはおそくなりそう、、、
いま、お茶を摘んでる茶園は、バイパス沿いなので他より暖かいのでしょう、、、、、
新茶の香り、、気分まですがすがしくなります。
いいでしょう?、、と妻殿は言って、2~30グラムずつ小分けして、友達やご近所に配ってる、、、、

投稿: ナベショー | 2007年4月20日 (金) 23時06分

いや~美味しそうです~
日本茶は最高ですよね~!

天日干ししたものの香り・・・かいでみたい~

良い香りなんでしょうね~!

ぽちっと!

投稿: マグロ君 | 2007年4月21日 (土) 07時13分

マグロ君さま
台湾の凍頂ウーロン茶のような高貴な花の香りがします。
百合、クチナシ、、そういう香り、、

投稿: ナベショー | 2007年4月21日 (土) 16時13分

牡丹の花、見事ですね!
写真の撮り方がまたいいですねーー
牡丹を種から栽培できるのですね。

お茶はすご~い!
私、花も香りのあるものが好きなんですよ。
百合?くちなし? そんな香りがあるお茶なんていいなぁーー!
私も今度お茶の木植えてみようかな・・・
藤枝がお茶の産地というのは、寒暖の差があるからなんでしょうか?

投稿: MONA | 2007年4月21日 (土) 21時17分

MONAさま
牡丹は、普通は芍薬に接木するといいますが、種からも栽培できるようですね。
藤枝、金谷、川根、島田、掛川、、大井川や安倍川、富士川などの流域の山間部、静岡はいたるところお茶畑ばかり、、、平地より山のお茶は朝夕の寒暖差が大きいので香りが良いといわれます。
お茶の木、植えたら楽しいですよ。
葉っぱは天婦羅にしても美味しいし、、、
マルミヤ製茶で販売している「藤枝かおり」というお茶は独特の香りがしますよ。

投稿: ナベショー | 2007年4月21日 (土) 22時50分

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