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2007年7月27日 (金)

青春18切符の旅 佐久間から天竜峡へ

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2007 7 25 青春18キップの旅 二日目

佐久間から北条峠(ホウジ峠)を経て水窪へ、 さらに天竜峡

昨日、佐久間ダムを上から眺めたが、今日は下からダムを見上げてみたい、、、と!

天竜川の流れに沿った川岸の道をダムに向かって遡って行く

途中、落石の危険性があるため、注意を要す

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昨日、上の道路から見下ろした赤い吊橋が美しい

Img_4088syuku Img_4095syuku                          

真下から見上げるダムは、でっかい

道はここで終わり、、、ここから先は湖底である

左手上には、渥美半島へ伸びる豊川用水へ水を供給するパイプライン

前方にはダム建設のために天竜川の水を下流に流した放水路のトンネル

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実は今日、ダム湖に沿って県道を約20数Km、大嵐(おおぞれ)駅まで歩く予定であった。

ダムが出来るまでの飯田線は、ここを通っていたのである。

かじか荘の主人より、途中土砂崩れのため不通とのこと

ご主人が車で、佐久間から水窪への峠の道を、北条(ほうじ)峠まで送ってくれたImg_4135syuku 、、

途中の展望より

この雄大な谷は、日本の本州を南北に横切る中央構造線(フォッサマグナ)である

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北条峠で、親切に心からのもてなしをしてくださった「かじか荘」のご主人と別れた。

後は、JR飯田線の城西駅まで、峠をひたすら5~6Km下るのみ、、、Img_4160syuku Img_4153syuku Img_4177syuku Img_4166syuku

ヤマユリが道々に咲き乱れ、岩肌には珍しい岩タバコの可憐な花、山道には山紫陽花をたくさん見ることができた。

ついに県道に出て、城西駅についたが、すでに下りのJRには間に合わなかった。

駅の近くの、お蕎麦屋さんImg_4190syuku 「茶のこ」でお蕎麦を食べた。Img_4185syuku                      

「笊蕎麦しか出来ないよ」、、、と言って奥に引っ込んだ爺さん、、、

なんのなんの、蕎麦の上に乗っかってる天婦羅は「えごま」「べにばなぼろぎく」「くろきくらげ」の山菜天婦羅、

上のお皿のは、こんにゃくの天婦羅、、

横のお皿は何とか言ったな~

焼いたお握りにくるみの味噌が塗ってある、、、、五平餅

こんなに美味い笊蕎麦、、、初めて食べたよ!

このご主人の柳沢さん、、自ら仲間と釜入り茶を作り、紅茶を作り、柚べしも、、、お土産物として売っている

ナベショーが蜂蜜やってることを話すと、「あんたの蜂蜜をこの店で売らせて欲しい」と!

「来年の春、たくさん採れたら連絡するよ」

お店で珍しい柚餅子(ゆべし)を買った。Img_4357syuku                  

柚子の頭を切って、中を繰り抜き、そこへ味噌、胡桃、山椒などを詰めて蒸す。

蓋をして、日陰で冬の寒さの中、数ヶ月間乾燥させる。

この冬は作ってみよう。

さて16時前まで、汽車は来ない、、、

水窪駅、またはその手前、向市場駅まで5~6km 歩くか!

再び、猛暑の炎天下、国道152号線を歩くImg_4191syuku                            

 飯田線が水窪川の中を大きく弧を描いて走る美しい箇所である

 やがて、対岸に水窪の町が見えてきた。

 妻のご機嫌の悪さも極に達し、ここまで、ほとんど口を聞かない。

 少し、休憩するか、、、といっても「また汽車に間に合わなくなるでしょ!」

 Img_4204syuku とムキニなって歩く、、、                                    

駅舎について、約30分待つうちに、ついに電車が入ってきた。

後は、約一時間、天竜峡まで、

途中の小和田駅、、静岡、長野、愛知 三県の境Img_4346syuku                           

 美しい天竜川に沿って、天竜峡駅まで存分に景観を楽しませてくれて、妻の機嫌も直った。

今夜の宿泊は天竜峡温泉 割烹旅館「喜久文」Img_4223syuku_2                        

すごいお屋敷、、庭もすごい、、、

20年前の建屋を若干手直しして割烹旅館にしたそうで、若い息子夫婦と父親でやってるみたいであった。

今日も 25043歩 歩行距離20Km

猛暑の炎天下、良くぞ歩いたものぞ!

温泉にゆっくり浸かって、汗を流した。

旅館のお料理は!Img_4227syuku

画面が暗くて残念だが、鯉料理を主に、野菜の煮物、揚げ物、、魚が苦手な人のための野菜と肉の鍋料理、、、

いづれも、味付けもしっかりして美味しい料理であった。

Img_4228syuku Img_4229syuy Img_4231syuku Img_4232syuku Img_4233syuku                              

鯉のこってりと甘い煮つけ、酢味噌で食べるさっぱり鯉のアライ

いずれも、ナベショーが田舎で子供の頃の懐かしい料理である。

野菜料理も美味しかった。

昨日の「かじか荘」の主人が言っていた

「海に近い旅館、ホテルでは、海の美味しい魚料理をふんだんに出せるが、山の中では、そういうわけに行かない、、、

それに山の料理は、どうしても、海に比べて色とりどりの華やかさが無く、地味な茶色が主になってしまう。

夏は鮎や山女  冬は猪や鹿 鍋 山菜、野菜、、その中で料理の工夫を凝らさねばならない、、、」

なるほど、、昨夜の「かじか荘」では鮎料理を中心に、山の珍味で工夫を凝らした、洗練された美しく繊細な、美味しい料理を食べさせてくれた。

今日は、天竜峡の鯉料理を中心に、美味しい野菜料理をしっかりと味わうことが出来た。

毎日のナベショー料理もいいが、たまには、こうした工夫を凝らした美味しい料理もいいね~

今晩も、ビールと美味しい冷酒のためか、TV 見てるうちに、いつのまにかぐっすりと眠ってしまった。

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コメント

素敵な旅行でしたね♪
歩くと、普段見過ごしてしまうことを発見して、これこそ旅の醍醐味です!
炎天下でなければね・・・
奥様、偉いです!!

投稿: MONA | 2007年7月27日 (金) 23時05分

昨晩、お母さんが怒っている夢を見たよ。
怖かった。
大事にしてあげてね、なんちゃってオシドリ夫婦なんだから。

小さな旅館って一月でどれくらいお客さん来るのかねえ。
レストランで働いていると、お客様単価平均何ぼ、一日回転数なんぼ、仕入れ費、管理費、なんてそんなことばっかり考えているから、それが現実なんだけど、、、、寂しくなる。

田舎でお客さんは一日一組か二組、精一杯のおもてなし。
そういう生活もいいねえ。

投稿: LAの次女 | 2007年7月28日 (土) 01時28分

おはようございます。

飯田線、大嵐から天竜峡は、天竜川に沿った絶景ですね。
久しぶりに乗りに行きたくなりました。

投稿: ぞう | 2007年7月28日 (土) 03時48分

MONAさま
現役時代は祭日や週末の忙しい小旅行、お金も使い、旅館も乗り物も混んでました。
退職後は、人の少ないウイークデイーに時間とスケジュールを気にしない、お金も使わないが体力は使う、美味しい料理を味わう青春18の旅行。
超贅沢な旅、、かも、、、。
この価値観を妻に理解してもらうのに苦労しまして、、、、

投稿: ナベショー | 2007年7月28日 (土) 09時30分

LAの次女さん
割烹旅館なので、泊まり客以外にお昼や夜のお食事だけのお客さんもあるようだよ。
この日は泊まりは我々二人だったけど、お昼の10人くらいのお食事客があったようだし、帰った夜は5人の泊まり客だそう、、
「かじか荘」の主人は、浜名湖舘山寺温泉の大きなデラックスな観光ホテルの支配人をされてる時は、毎日500人とか数百人の客、、トコロテン式に客をさばくという状態、、小さな旅館で、お客一人一人との心の通ったおもてなしがしたい、と思うようになったと言ってました。

投稿: ナベショー | 2007年7月28日 (土) 11時02分

ぞうさま
車窓からの天竜川の景色、素晴らしかった!
秋の涼しい紅葉のとき、いくつかの区間を天竜川に沿って歩きたいものです。

投稿: ナベショー | 2007年7月28日 (土) 11時06分

きめ細かな「紀行ブログ」を拝見しました。
私もズット以前「飯田線」、飯田から豊橋まで(各停)乗ったことがあります。

途中沿線「静岡県」になったり「愛知県」になったり・・・を思い出しました。豊橋に近くなって「ぶっぽうそう・蓬莱・・・」なんてところもあったような?何しろ、30年ぐらい前のことです。

真夏に1日20キロなんてよく、歩けましたねえ。奥さまが立派です。

投稿: 花譜 | 2007年7月28日 (土) 11時21分

花譜さま
飯田線は長~いです、、、豊橋から終着の岡谷まで、各停で6時間以上かかるんです。
でも、旅の見所がたくさんあります。
そうそう, 鳳来町、鳳来寺、鳳来寺山なんてありますね。
ぶっぽうそう、、? どこかな~?
湯谷温泉、長篠城、設楽が原の古戦場(武田騎馬軍団が織田の3000丁の鉄砲によって全滅したところ)、天竜、木曽駒ケ岳、、、
青春18切符の旅の穴場です。
天竜、水窪は夏、静岡一の暑いところ、、ほんとに良く歩きました。
でも、山道で木陰が多かったですよ。
二日で40Km歩いたことで、妻が自信を持ったのか、、帰ってきてから急に威張りだしました。

投稿: ナベショー | 2007年7月28日 (土) 13時11分

昭和30年建設中の佐久間ダムを実習見学したときは、その機械の大きさにびっくりしたものです。
導水管用のトンネルに日本初めての重機やトラックが入ったり、その時動いてはいませんでしたがダムコンクリート打ちの巨大な索道などとても鉱山では使えないと思っていましたが、その後鉱山にも入るなど、画期的な工事でした。
以来、何度行ったか分かりませんが、ダムサイトの慰霊碑に百人近い名前が刻み込んであるのがあわれでした。

投稿: オラケタル | 2007年7月28日 (土) 16時28分

オラケタルさま
建設中の工事現場を見学されたのですか!
すごかったでしょうね!
3年少しの工期中に100名近くの犠牲者、、、
高所からの転落、落石、車両事故、、など毎月、数人の死者が出てることになる、、、
暗黙の安全軽視の意識が管理者にあったのでは、、、と。
自然環境の厳しい現場での大工事、しかも工期最短の突貫工事、、、
危険予知や指差呼称などの安全教育、安全対策、安全工学の発達した現在のダム建設ではどうなのだろう?、、、と思ってしまいます。

投稿: ナベショー | 2007年7月28日 (土) 20時16分

素敵な旅ですね~。
新幹線や特急のたびよりもぐん!とたのしそう~。

山の中の旅館のお料理の件ですが
私は、『日本中どこに行ってもカニ、マグロ」という
「ごちそう」には??と思っているので
地味で見た目がぱっとしなくてもこういう、その土地ならではの
材料を使ってくれていたほうが
断然いいとおもいます!

ゆずのゆべしもめずらしいですね~~。
感想を楽しみにしています。

投稿: 華子 | 2007年7月30日 (月) 14時28分

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