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2007年8月16日 (木)

南アルプス 白峰三山縦走第三日

Img_5104syuku

2007 8 12 夜明け  北岳肩の小屋より

写真は右クリックし、拡大してご覧ください!

4時起床、4時半に山小屋の朝食を取り、身支度整えて小屋の外で5時前の日の出を待つ

空は雲ひとつ無い快晴、、、、

しかし、気温は10度以下、冷たい強風が吹き荒れて、全ての雲を吹き飛ばす。

雨具かセーター、フリースを着てないと寒さに耐えられない。

下界は雲海に覆われ、山々は黒いシルエットのグラデイエーションが美しい

富士山の右には、朝霧高原よりしばしば登る毛無山が見える

地平線はオレンジ色に輝き、やがて朝日がピカッとImg_5111syuku 顔をみせる。                

待ち構えた多くの人が、携帯カメラやコンデジ、あるいは一眼デジのシャッターを切る!

5時過ぎ、さあ 出発!

小屋を後にし、北岳山頂を目指すImg_5114syuku                                  

登る途中の中腹から、小さくなった肩の小屋を見下ろすImg_5115syuku   前方には甲斐駒ケ岳                                

約1時間、、、ついに日本第二の高い山、北岳山頂(3193m)にたどり着く!

高村 薫の小説「マークスの山」の北岳である!!!

奈良田から吹雪の中を17時間かかってたどり着いた主人公の水沢の死体が発見された北岳山頂!

強風の中を記念Img_5120syuku 撮影! (イイオトコに写ってるジャン!)                                    

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今日は、北岳、間ノ岳、農鳥岳を縦走し、尾根を下った大門沢小屋までの長いアップダウンの道のり、かなりハードなコースである。

そこそこに山頂を下り、北岳山荘を目指す

この急な坂を約1時間かかって下ると北岳山荘、、、その向こうに日本第4の高さの間ノ岳が見える

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下り道はなかなか険しく、鋭い尾根の岩の間を巻きながら下る      

Img_5136syuku

岩の間には高山植物が咲き乱れる

マクロレンズを取り出す余裕は無い                                  

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北岳山荘が、さらにはっきりと眼下に現れ、、さらに登らねばならない中白根山(3055m)と間ノ岳(3189m)!Img_5143syuku_2                                                 

昨夜、泊まった北岳肩の小屋と比べると、北岳山荘は立派に見える。

しかし、昨日、ここまではこれなかったであろう。Img_5150syuku

北岳山荘を後にして間ノ岳へ向かう、、、、、正面に見える北岳山頂(左後方の峰)の大きいこと!Img_5138syuku

岩の間にはチシマギキョウが咲き乱れる

中白根岳からさらに間ノ岳に向かうImg_5160syuku_2

急勾配のガラガラ道を一歩一歩あえぎながら登る

相棒のMさんの呼吸が荒くなる

歩幅を狭くして、ピッチを下げ、一歩、一歩、ゆっくり、ゆっくりにペースダウンするも、こりゃ~持ちこたえそうに無い。

今まで風が強く、寒かったからと言い、雨具、チョッキ、T-シャツ、下着、、、4枚着てるのでシャツ一枚に脱ぐことを勧めた、、、、放熱できず、オーバーヒート!

完全に顎が出て、犬のように口でハ~ハ~

体温調節機能さえ麻痺して熱中症か?

T-シャツだけになり、Mさんは元気になった。                            

Img_5158 

間ノ岳の頂上からは塩見岳、さらに、その向こうの赤石岳、悪沢岳、聖岳など、南アルプス中央部の主峰が見渡せる                                                  

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間ノ岳を下り、農鳥小屋を目指す、、、

振り返って見上げる間ノ岳、なんて大きな山なんだろう!

空の青色が美しい!

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これからさらに登らねばならない3050mの西農鳥岳と3025mの農鳥岳を見下ろす

鞍部には小さく見える農鳥小屋

あの小屋まで下って、再び登るのか、、、フ~!                

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10時過ぎに農鳥小屋に着き昼食Img_5174syuku

Mさんの体調によっては、この農鳥小屋に泊まり、翌日早朝立って約9時間の行程で奈良田に向かう予定であった。

しかし、11時までに出発すれば、二時間で頂上、さらに下って3時間で大門沢小屋

そこまで行きましょう、、、とMさん、元気が出てきたので、出発!

西農鳥岳への登り斜面より、農鳥小屋と間ノ岳を振り返る                  

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西農鳥岳より、斜面の巻き道を経て農鳥岳山頂                          

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農鳥岳からさらに広河内岳へ南下する尾根の鞍部が、左に斜面を下り、奈良田への分岐点である。

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南アルプスの北岳、間ノ岳、農鳥岳の白峰三山の縦走を終え、急な斜面を注意深く下る

Img_5185syuku

樹林帯の急勾配の斜面のジグザク道、左側へ倒れたら、滑落、、、終わりだな!

早朝から北岳、間ノ岳、農鳥岳、、三つの巨峰をアップダウン、さすがに足がガクガク、

バランスを崩して転倒しないように細心の注意を払い、集中して、一歩、一歩下っていく

飲み水もほとんど切れる、、、

下のほうに沢の水の音が聞こえる、、、

相棒のMさんが少し遅れて姿が見えない

多くの登山者それぞれが、自分の安全に集中するのが精一杯、必死になって下山中、、、

やがて、沢が出現、、、冷たい水を飲み、顔を洗い、休息、、、Img_5186syuku 疲労困憊の体を癒す

追いついてきたM さんが、「俺を置いてきぼりにした」とナベショーにしきりに抗議!

自己責任だよ~!

約3時間、、、長~い下り、、、やっと16時、沢の側、深い樹林の中の大門沢小屋に着いた!

受付、、「個室あります」との表示、、、、ありがたい!

4人用の4畳半より大きな部屋、、、二食で7000円プラス4000円

イビキの大きなナベショーとしては、ためらわず二つある個室の一つを確保、、、、一人占め!

ハードだった11時間の縦走、ビールも2本飲んで、快適な最後の夜を熟睡

大部屋の他の皆さんも、静かに熟睡されてたようであった!

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コメント

今日のお話は・・・小説を読んでいる気がしました。

山登り&友情・・・素晴らしいです。

体温調節・・・山の上では上手くいかないのですね・・・

暑すぎて?でも気温10℃?実感が湧きません。

山の上ではクレジットカードはきっとだめでしょうね・・・

まだ先の話ですが・・・現金を多めに持って行きます。

個室がいいもん。わがままれおぽんより。

投稿: れおぽん | 2007年8月17日 (金) 00時24分

あっ・・・リアル・・・ナベショーさんの

感想を述べておりませんでした。

嬉しいです。お元気なお姿拝見出来て・・・

自分は・・・顔なしの写真しか・・・送ってないのに・・・

ごめんなさい。ナベショーさん。そのうち・・・そのうち・・・

投稿: れおぽん | 2007年8月17日 (金) 00時26分

あれー、なんだかゼンゼン別人みたいな写真。
たぬきみたい。
Mさんなのかなあっておもったけど
あのズボンはまさしくお父さんのだし。
強風で顔がゆがんでるんだね。

投稿: LAの次女 | 2007年8月17日 (金) 03時01分

北岳、間ノ岳、農鳥岳の縦走。バーチャルでさせていただきました。ありがとうございます。やはり、すごい所だったんですね。
数年前、仕事で静岡市内で植生調査が林野庁絡みであるといわれ、誘われましたが、いやな予感がしたので、断った記憶があります。まさに間ノ岳、農鳥岳、塩見岳の植生調査でした。(断ってよかった。滑落したらどうしようという場所)

北岳といえば、植物をやっている人間には、キタダケソウが忘れられません。
1994年に「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法、1992)」で「国内希少野生動植物種」に指定された植物です。北岳の生育地は「生息地等保護区」 になっているはず。
この時期じゃみられませんけれど、6月ねらって登りに行きたいです。

投稿: ムシコ | 2007年8月17日 (金) 06時46分

あはー!たぬきみたい、、には笑っちゃいましたね。
強風で顔がゆがんでるんですって?

ムスメって実に容赦がないんですものねーっ^^

下界はラクチンでいいですね。

投稿: なぎさ | 2007年8月17日 (金) 06時56分

おはようございます
ハードな登山ですね~~!!
でも、ナベショーさんのお姿がようやく見れました!
サングラスの奥には、達成感に溢れた喜びのまなざし!?

投稿: hiroko | 2007年8月17日 (金) 08時34分

綺麗な朝日ですね~目の保養になりました~

これ・・・ナベショーさん?

お若い・・・


ぽちっと!

投稿: マグロ君 | 2007年8月17日 (金) 10時02分

 まず、富士山が美しいです。感激しました。
 他の写真も素晴らしくて、しかも23枚も一挙掲載と言うのは記録ではないでしょうか。お陰さまで三山縦走の気分・・・を味わうことができました。ありがとうございました。
 ナベショー様のお写真ですが、思いがけなく登場されましたので、始めまして,こんにちわ!と思わず言ってしまいそうでした。ブログでお顔もわからないでいたお方と対面できるのは、嬉しいものですね。
 お嬢様のご感想ですが、実際のナベショー様はこのお写真よりもさらにいいお顔をされていますよ、ということを強調したかったのだと思います。ご令嬢の愛情溢れるコメントだと受け止めました。

投稿: はなあかり | 2007年8月17日 (金) 11時14分

イイオトコに写ってるジャン! うわ~惚れそうです。                                  

投稿: かめ姫 | 2007年8月17日 (金) 14時42分

こんにちは
何であんなところへわざわざ。。。。と思った訳を写真を拝見してよ~くわかりました。
写真でもすごいと思うところへそこへ到る道のりと空気が加わったら止められないんでしょうね。
すばらしい!

投稿: でつ | 2007年8月17日 (金) 15時46分

れおぽんさま
ハイ! 山はドラマです!
山登りの予算は、ざっくり旅費、宿泊入れて、一日当たり1万円と思えばいいでしょう。
でもね、、最初は食事も部屋トイレも最悪の山小屋に泊まるのがいいんです。その後は、どんな山小屋へ泊まっても天国になる、、、
普通は大部屋に雑魚寝、、、ちょうど奴隷船のイメージ!
個室があったのは、南アルプスでは初めてだったよ!
ナベショーのリアル写真、、、実物よりかなりいい男に映ったので、この辺でレビューとなりました。
でも、日焼けと髭伸び放題,、垢だらけなので、まさしく山男にみえるでしょう?

投稿: ナベショー | 2007年8月17日 (金) 17時37分

LAの次女さん
ナヌ! タヌキだって?
トホホ、、、、実物以上にイイオトコに映ったと本人は思ってるのに、、、

投稿: ナベショー | 2007年8月17日 (金) 17時45分

ムシコさま
北岳、間の岳、農鳥岳の白峰三山縦走は最も人気のあるコース、、、、でもやはり南アルプス、山の深さ、雄大さは別格、それに比べりゃ~
八ヶ岳連邦なぞ、箱庭みたいなもんだと、皆言ってました。
一日10時間以上の歩行が出来る人でないと無理とのことです。
でも、怖い鎖場や滑落しそうな危険箇所はありません。
ただ体力、持久力のみです。
お花畑も、3000mの尾根の岩の間も、高山植物がたくさん咲いていますので、ぜひ、キタダケソウを見に登ってください。

投稿: ナベショー | 2007年8月17日 (金) 17時57分

なぎささま
タヌキとはね~
前田 吟 が 渡瀬恒彦並のイイオトコに写ったと思ってのせたのに、、、トホホ!
顔 ゆがんでるのは、ちょっと格好付けようと緊張したら、顔がこわばってしまった、、、
いや~ 吹き飛ばされるほどの強風だったんですよ~

投稿: ナベショー | 2007年8月17日 (金) 19時29分

hirokoさま
ハードでした、、、今までで一番きつい登山でした。
達成感に満ち溢れた顔、、、よくよく見れば黒い顔したタヌキだね。

投稿: ナベショー | 2007年8月17日 (金) 19時36分

マグロ君さま
これナベショー、、、山登る人、、みんな若く見えるよ!
オゾンたっぷりの綺麗な空気 吸って、素晴らしい景色とお花見るからね!

投稿: ナベショー | 2007年8月17日 (金) 19時39分

はなあかりさま
写真23枚も、、、ほんとですね~
どれもこれも載せたい景色ばかりで、ついついたくさんに、、、
重いカメラとレンズを持って行った甲斐がありました。
ほんとに、皆様始めまして、、ですね!
な~んだ! ナベショーってこんなんか、、、って、明日から読者が激減するかな?
実物よりかっこよく写ったんで、ついついうれしくなって載せてしまったんですが、、、、タヌキとはね~

投稿: ナベショー | 2007年8月17日 (金) 19時53分

かめ姫さま
惚れそう、、、だって!
明日からアクセス数、急増するかな~~?

投稿: ナベショー | 2007年8月17日 (金) 19時55分

でつさま
一度、山に登るとハマってしまう人、多いですね。
景色だけではなく、苦しくとも自分自身の体力のみで登ったという達成感なんでしょうね。
もっとも、今回のような晴天に恵まれることは少なく、3回に一回は視界の利かない雨の中を黙々と忍耐しながら歩く山行なんですよ。

投稿: ナベショー | 2007年8月17日 (金) 20時06分

うわ~、なんて、きれいな山の写真、、、!!!、
心が洗われるようです、ヽ(^o^)丿

投稿: こつ | 2007年8月18日 (土) 19時53分

こつさま
重いカメラと交換レンズ持って登った甲斐がありました!
山の景色は雄大で美しく、心が癒されます。

投稿: ナベショー | 2007年8月18日 (土) 20時08分

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