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2008年12月 8日 (月)

ナベショーの一人旅 備前焼の窯出

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12月6日(土) 備前焼のふるさと 伊部へ

数日前、陶芸家 小山真吾氏より窯出しの案内を頂いた。

備前焼は、焼き物に人工的な図柄を描いたり、うわ薬を塗ったりしない。

土を捏ねて、形を作り、松の割り木を燃料にして10日から二週間、高温で焼く、、、

炎の強さ、状態、様々な要因で、自然の素晴らしい素朴な模様が出きる

どのような文様が現れるか、、、焼き終わって窯から出すまでわからない、、、

陶芸家 小山一草、真吾氏との出会いは、4年前、姫路に単身赴任してたとき、姫路城の公園のフリーマーケットで買った備前焼の湯冷ましに始まる。Img_5017syuku

湯冷ましの底に掘ってある銘を頼りに、作者らしき陶芸家を初めて訪ねたのが、小山一草氏である。

「俺のに極めて似せてるが、違うね~ 俺はもっと上手だ!」

何て、楽しい会話を交わし、備前焼についていろんなお話をお聞きしたのが始まりである。

湯冷ましの作者は、その後二回目に妻と備前を訪問した時、判明する。

そのドラマチックな話は、ブログを参照ください。

そのミスマッチが縁になり、その後、幾度か備前焼陶芸家小山氏を訪ねることになる。

そのたびに、小山一草、真吾親子の作品を手に入れて、花を生けたり、お茶を淹れたり、Img_5016syuku 料理を盛るのに使っている。

人との出会いは不思議なものである。

さて、窯出し!

窯の火を止めて、窯の温度が下がり、窯の中から焼き終わった作品を窯の中から運び出す、、それを見れるのだと思い違いをしていた。

そうだな~ 灰だらけの作品じゃ、何がなんだかわからんものね~

もう既に、窯から出されて、綺麗に水洗いされて、作業場に並べられていた。

個人の陶芸家の登窯としては大きいほうになる。

窯の横の塗り固めた跡は、薪の投入口である。

炭素の多い酸素が欠乏した不完全燃焼の炎の還元焼成や、

十分な酸素で完全燃焼している炎で焼成する酸化焼成、

プロパンガスを使ったり、炭を使ったり、窯の中の置く位置を変えたり、様々な技法によって焼かれる。

Img_4936syuku

Img_4935syuku 一年に一回、10日から二週間 窯で焼くのに、この約4倍の松の割り木を使う。

燃料代だけで数十万円、

その間、昼夜三交替体制を組むので、人件費だけでも100万円

こうして出来上がった作品を一年かかって売りさばき、経費と収入、来年の窯出しための資金とを得る。

作業場の地下室には、備前焼のための良質の陶土が貯蔵されているImg_4926syuku 。          

最近は良質の土が、次第に掘りつくされて枯渇しかけるという深刻な問題がある。

窯から出された焼き物は灰を落とされ、綺麗に洗われて、並べられる。

写真の人物は、小山真吾さん

これらは主に花瓶

Img_4929syuku

これらは、細工物、湯のみ茶碗と大皿、お鉢Img_4942syuku                                    

この直径50~60センチもある大きな平鉢、、、握り寿司なんかを盛ったら素敵だろうな~ 

えっ! いくら?   30万円

Img_4940syuku 

花瓶や徳利、、、徳利は一輪挿しの花瓶にも使えるね。

Img_4932syuku

、、、、、、で、

ナベショーは衝動買いをせぬよう、妻からきつく言い渡されて、、、、

ささやかに煮物や和え物を入れる鉢2点と、一輪挿しの花瓶になる小さなお抹茶をいれる壷を購入した。

ナベショーは窯出し,第一番目のお客だった。、Img_4945syuku

縁付の平皿には、備前焼の特徴である「胡麻」(表面に灰がかぶり、黄色の胡麻状の肌)や「桟切り」(火の通り道で、一方に胡麻がかかり、もう一方に青灰色を呈す)、火襷(帯状の赤い筋)などが見事に出ている。

さて、これらに盛るにふさわしい料理を作らねばね!

お芋の煮っ転がし?

肉じゃが?

烏賊大根?

え~、、それでいくらお金払ったの?

一回のゴルフやパチンコで使ってしまうお金、、、くらいかな?

絶対、パチンコより少ないよ。

小山一草、真吾氏の窯、ギャラリーは、伊部駅南口のあって、観光コースの北口からは外れる。Img_4917syuku_2

伊部を訪れる機会があれば、是非お立ち寄りください。

お寿司屋「心」でお昼を食べる、、

備前焼尽くしの器Img_4960syuku                                           

僕のは並の寿司定食、、この器はたいしたことは無いが、

特上の寿司定食なんぞ注文したら、すごいびっくりするような器に盛られた寿司が出てくるよ!

Img_4959syuku_2

備前焼の有名な人間国宝の陶芸家の大皿がずらりと並ぶ

一枚、、数百万円、、いやもっとそれ以上、、、Img_4958syuku                         

右側の黒いお皿、、、備前焼三人目の人間国宝 山本陶秀の作品

通りのギャラリーに陳列されてた徳利 備前初の重要無形文化財保持者「金重陶陽」(1896~1967)の作品だった。Img_4963syuku

12時38分のJR、播州赤穂経由で普通列車、西焼津には20時13分に着いた。

モンタImg_4988syuku の あまり力入れて見つめると、目が疲れるよ。                             

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コメント

閑谷学校、美しいですね~
ナベショーさんが備前焼に惚れこむ気持ちがわかるようになってきました。
惹かれるけれど、普段使いには薄くて絵付けの美しい陶磁器も手放し難い。
段々統一性がなくなってくる・・・^^;
難しいところです。

投稿: MONA | 2008年12月 8日 (月) 22時00分

まあ~~~!!125000円の徳利~おお高い!と思ったら、な何と!125万円happy02腰が抜けそう!
こんなのでいただいたら~口が腫れそう!と思う私は、超庶民派といいますか~、セレブの真反対ですね・・。
でも、いいものはいい!のめりこまないように~見てるだけ見てるだけ・・・。こんなお皿でおすしをいただけるのなら~って思ってしまいます。

投稿: viviel | 2008年12月 8日 (月) 22時14分

まだ、焼き物とか、器とか…
いま一つ…興味が持てません。

イイものを見てないからでしょうか?
お茶のお稽古の時も、結構テキトウでした。

先生は一生懸命語ってくれてましたが…
当時18歳。まったくでした。

投稿: れおん | 2008年12月 8日 (月) 23時33分

Bizenyaki on parade de urayamashii desu.
Hoka no yakimono toha issen wo kaku shite imasu.

Wafuku demo danzen yuuki ga suki desu. To iuyouni
medatazu jimi de ajiwai bukai mono ga akiga konakute tukauhodoni najin de, kouiu monoga subete ni oite sukidesu.

Ningen mo sou aritai desu.

投稿: M.K. | 2008年12月 9日 (火) 04時18分

おはようございます
素朴な中にある味わい。。。入れるものを引き立てる役割を熟知しているような印象を受けます。
義父が陶芸にはまっています。
ナベショーさんもご自分で器を作ってみられては!?

投稿: でつ | 2008年12月 9日 (火) 07時00分

いい色だねー。備前焼。

まえにお母さんが小さな湯飲みをくれたよ。"今、備前焼にはまってるのー。”って言って。

赤黒く、角度によって銀色、金色、ちょっと青っぽい銀色、ピンクっぽい銀にみえる。

神秘的で素敵な焼き物だね。

投稿: LAの次女 | 2008年12月 9日 (火) 08時47分

おはようございます

いいですねぇ~以前私も、一度だけ日生から備前に行ったことがあります。でも何も知らないので安い湯のみを買った程度でした。ナベショーさんの記事を読ませて貰って陶器の値段の高額にも納得ですが手が出ないなぁ~
私も絵付けの物より、ざらざらずっしりとした焼き物が好きです。萩焼もいいなぁ。
片口(あってるか?)はいいですねぇ。
モンタ君何をそんなに見つめているの。

投稿: ムックのお母ちゃん | 2008年12月 9日 (火) 09時11分

瀬戸内を西へ西へ もしかして元職場かしら・・など思い巡らしておりましたが備前焼の郷でしたか。
岡山は市内にも良い美術館が有りますし 山辺も海辺も近く 住みたい所ですね。
10年近く前に行った閑谷学校 磨き込まれた床に座ってひと時過ごしたのを思い出します。
下手の横好きで長年陶芸を趣味にしており 田舎暮らしでようやく小さな窯を手に入れました。
多趣味なナベショーさん 陶芸も面白いですよ 是非に。
古い陶芸の郷は段々廃れているようですが 伊部はまだまだ活気ある郷です。
磁器でなく陶器で頂くお茶の美味しさがもっと広まると良いですね。

投稿: ミモザ | 2008年12月 9日 (火) 09時28分

私も年に一度、信楽の陶器市に行っています。


天然の焼き物が好きで、料理と合わせると、非常に見た目、料理自体も引き立ちますね。

いやー素晴らしいです。


しかし、人間国宝の方の作品は、何百万円・・・・・凄いですねー

その違いがわかりませんが・・・すいません。

投稿: こだわり野菜宅配 すくすく | 2008年12月 9日 (火) 13時14分

MONAさま
姫路の書写山円教寺以来、久々の美しい昔の建造物に出会いました。
焼き物、、備前焼とは対照的な洗練された美しさと言う面では九谷焼も好きです。
その中間的なものとして、益子焼もシンプルで、なかなか味わいがあります。
そのときの雰囲気、料理によって使い分けてますが、、、

投稿: ナベショー | 2008年12月 9日 (火) 14時46分

vivielさま
超庶民派のナベショーも、思わずゼロの数を数えました。
普段は桐箱に納めて、貸し金庫に預けて、、、とてもとてもお酒を入れて飲むなんて、、、
壊しても、形ある物は、何時かは壊れて形を留めず、、なんて自分を納得させられる程度の範囲内のお皿でないと恐ろしくて、、、
いいものは、やはりいいですね~

投稿: ナベショー | 2008年12月 9日 (火) 14時53分

れおんさま
焼き物、、値段がどうこうではなく、ほんとに気に入った良い作品は、使えば使うほど味が出てきて、馴染んできて、作者と心が通い合うようになります。
フリーマーケットのガラクタと一緒に転がってた焼き物でさえ、、、
僕はお茶も器も自然流で気楽に楽しんでいます。

投稿: ナベショー | 2008年12月 9日 (火) 15時02分

M.Kさま
土を捏ねて焼くだけの焼き物、自然の作り出す素朴な美しさがいいですね。
今は、あまり人為的なものが溢れてるだけに、備前焼は味わいがあります。
タダ、自然の美しさを出すために、陶芸作家は、大変な努力と工夫をしてるのですが、、

投稿: ナベショー | 2008年12月 9日 (火) 15時13分

でつさま
義父様が陶芸にハマってる、、、そうやりだすとはまるでしょうね~
それがわかるから、今は、見て使って楽しむだけ、、、
もし、始めたら、僕の野菜畑も茶畑もますます手が回らず、草ボウボウに生ること確実です。

投稿: ナベショー | 2008年12月 9日 (火) 15時18分

LAの次女さん
焼くときの状態によって、いろんな味わい深い色や模様が出る、、、そして器は料理を引き立てる
お店に備前焼きの器も並べたいね!

投稿: ナベショー | 2008年12月 9日 (火) 15時22分

ムックのお母ちゃん様
あまり有名な窯元の製品だと、たくさんの職人が流れ作業で規格品を大量生産してる、、、そういうのは安いのですが、やはり好きになれない。
陶芸家が一個一個真心こめて作り、焼き上げる作品は趣があり、使うほどに好きになります。
10万、20万円の、、なんてのは、もちろん手が出ません。
自分の小遣い、へそくりの中で、何とか頑張って出せそうな1万円前後の物を探して、陶芸家から直接に気に入ったのを買います。
写真の5枚一組の中深皿、、4万円しましたが、これは単身赴任の現役時代、、、年金生活の今じゃ、とてもとても、、、
片口(かたくち)、、いいでしょう!
ちょっとした和え物や煮物を盛れるし、湯冷ましにも使えるし、素麺やシャブシャブのお出し入れにも使えるし、利用範囲は広いですね。
妻はこの片口を一番気に入ってました。

投稿: ナベショー | 2008年12月 9日 (火) 15時47分

ミモザさま
元の職場まではあまりに遠い、、、
備前なら青春18切符の普通電車で日帰りも可能!
備前、岡山、倉敷、、、素敵なところ、住むにもいいところですね。
閑谷学校、10年前に行かれたのですか。
今回は時間が無かったのですが、次回はゆっくり過ごしたいところでした。
陶芸をご趣味にされて、自分の窯も持っておられる、、半端な趣味ではないですね。
すごいすごい!
僕もやればハマッてしまいそう、、、そうなれば菜園もお茶も手が回らなくなりそう、、、
伊部は活気はありますが、良質の陶土が枯渇しかけてるそうです。

投稿: ナベショー | 2008年12月 9日 (火) 16時08分

ありがとうございます

こう言う工芸品っていいなぁと思っても、上手く表現出来なくて敷居の高いものだと思っていますが、ナベショーさんのブログではこんな私でも気さくに質問させて貰えて嬉しく思っています。
普通列車の汽車の旅は、駅に止まるごとに地方の言葉も聞こえて、より一層お得な感じになることでしょうね。
私も何時かそんな汽車の旅がしてみたいです。ブログを通してお供させて貰っています。

投稿: ムックのお母ちゃん | 2008年12月 9日 (火) 16時19分

こだわり野菜宅配すくすくさま
なかなか価値がわかりませんね~
たぶん、毎日、手でとって眺め、使うほどに、その良さ、違いがわかってくるのでしょう。
土管や壷、すり鉢などの製品の備前焼から、現在の美術工芸品としての備前焼の基礎を作り上げた方の作品ですから、それだけのものがあります。

投稿: ナベショー | 2008年12月 9日 (火) 16時21分

ムックのお母ちゃんさま
こういう工芸品、、お店に入っても、良くわからない。
僕の場合は、たまたまのフリーマーケットで買った古い湯冷ましが縁で、陶芸作家と知り合うことが出来て、少し備前焼について知ることが出来ました。
10日、明日から冬の青春18切符が始まります。
日帰りだって、ずいぶん遠くまで行けますよ。
そういう日が来れば、是非、楽しんでください。

投稿: ナベショー | 2008年12月 9日 (火) 17時39分

マアマア、すてきな旅をして来たんですね。
ナベショーさんのブログで 色々 勉強させて貰っています。

投稿: シーちゃん | 2008年12月 9日 (火) 20時28分

シーちゃんさま
乏しい教養を、どんどんブログに載せてしまうので、どんどん枯渇していく、、、旅して補充しないと、空っぽになってしまう、、、

投稿: ナベショー | 2008年12月 9日 (火) 20時35分

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