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2012年9月19日 (水)

生きざま、死にざま

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彼岸花

まだまだだけど、あちこちに少しづつ咲いてるのを見かけるようになった。

この数日間、連日の雨、、、

お彼岸を過ぎれば、一気に秋になるだろう。

雨が降ってると、農作業が出来ない、、、

そうなると、ブログは料理の記事が続くことになる。

男の料理で、時々思い出すことがある。

現役時代、、僕の勤務してた広島の工場に、数か月ごとに来るS貿易の商社マンがいた。

料理が趣味で、新幹線の中でも、NHKの「今日の料理」を読んでるほどの入れ込みよう、、、

部屋で葡萄を発酵させてワインを作ってたら、瓶の蓋が吹っ飛んで、ワインが天井まで吹き出し、部屋中真っ赤になってしまった、、とか、

以後は噴出しても大丈夫なように浴室で発酵させてるとか、、、

仕事よりも食べ物の話しの方が主になった。

その後、定年退職されたのは知ってたが、、、

彼はその後元気にされてますか、、?

と、メーカーの方に尋ねると、、、

「ご存じなかったですか、、、彼は亡くなりました。

定年退職した後、自宅に親しかった友人達を招いて、得意の料理を振舞った。

友人達が持ち寄った美味しいワイン、美味しい料理、楽しい会話、、、時はすぐに過ぎてお開きに、、、

お客さん達が帰られた後、

二階の別室で休んでたはずが、降りてこない。

「今日は良かったね。あなたにとって最高に幸せな楽しい日」

との、奥様との会話が最後になった、、、

彼は、、、、残念だったが、やはり幸せな人生だったというべきだろう。

雨が降って仕事が出来ないので、、、今日も読書!

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最近、この種の本がたくさん出版されており、ベストセラーになったのもあるが、、、、

いろいろ読んだ中では、この本が最もきちんと書かれており、是非、皆さんにも読んで欲しいとお勧めします。

日本人の健康寿命は75歳、、これを平均寿命と比較すると、ほぼ7~9年のギャップがあるそうです。(WHOの統計、、厚生労働省の統計とは、少し異なる)

という事は、この7~8年という期間は自立できなくて、日常生活でも介護など人の手を借りて生きるのです。

この本の目次は以下の通り

崩壊への道をたどる日本の医療

日本の医療は矛盾だらけ

自分の寿命と死を考えれば、人生がより良くなる

死ぬ間際まで健康寿命を保つためには

元気なうちに死についての準備を

延命治療は拒否できる

書き込み式エンデイングシート

などなど、、

妻の母 92歳

長らく一人暮らしだったが、9年前に脳梗塞で倒れて、二回目の脳梗塞で言葉を失い惚け症状、僕の定年退職とほぼ同時に自宅で妻が介護してきた、、

半年前に3度目の脳梗塞で倒れて、意識不明のままに救急センターに

1週間と言われながら、恐るべき生命力

介護療養型病院に転院

胃瘻だけは拒否、鼻からの経管栄養で、幾度か発熱、肺炎を起こしながらも、意識、反応が無いまま自力で呼吸して生命だけは維持されてるが、苦しそうなゆがんだ顔、、、

義母の書き残した膨大なノートの中に、、

死ぬまで誰かの世話にはなりたくない、、、とか、生ける屍のようにはなりたくない、、、という意味の書かれてる文章を見つけたが、、、、

まさか、こうなる事を予想せず、、、何の準備なしに倒れてしまった。

自立心、自尊心の高かった義母にとって、もし意識があるならば、苦痛に満ちたこの状態で生かされ続けることは耐え難い事であろう。

多くの方々がお見舞いに来られてるが、、、

生きてるだけで良いから長生きして欲しい、、、、という人もいる。

え~ この姿で長生きを、、、??

この姿を見るすべての人は、

確実に訪れる自身の、あるいは家族の死にざまについて、具体的に考えざるを得ないことだろう。

今日はロールキャベツ、、、妻の得意料理

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モンタ、、今日は何かいい事あった?

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コメント

私も特養ホームで寝たきりで逝った母と、横にはなれなかったけれど最後まで何か少しでも食事をしようとし自力で排尿し続けた夫を看てきて、自分のことも真剣に考えています。

どうなるか自分で選べない道だけに、せめて最後まで動ける体管理は努力したいです。

投稿: ば~ば | 2012年9月20日 (木) 08時34分

うちはロールキャベツにホワイトソースをかけます。
結婚して最初にレシピ通りに作ったときに「うちは違う。」と一言。
奥様はスープ仕立てですか?

自分のために本読みます。
自身では動けない97歳の義母は・・・・・
大変です。

投稿: あひる | 2012年9月20日 (木) 09時20分

連絡が遅くなりましたが、火曜日に窓口から振り込みましたm(_ _)m

私も両親が高齢なので(父92歳、母87歳)他人事ではないです。
ましてや父は自分で立つことも、歩くこともできないし、オムツのお世話になってるし・・・
お風呂が好きなので、嫌がらずに週4回デイサービスに行ってくれるので助かっています。

投稿: マルスママ | 2012年9月20日 (木) 12時15分

こんにちは。
彼岸花咲きだすとやがて祭りの笛太鼓の音が始まります。
商社マンのかたお気の毒でしたね。
定年が近づくとやれやれと思って気が緩むのでしょうか。
事故や病気で亡くなる方いますね。
あんなに体格のいい丈夫そうな方がって・・・
いがいと柳に雪折れなし的なかたが長生きしますね。
日本人の寿命が長いと言っても延命治療(延命医療)が
進んでいるからだと思いますけど?
この問題は人それぞれの考えが違うと思いますので・・・
私の場合は治る見込み無ければ延命措置はしないように書いておきます。
モンタ君至福の顔だよ

投稿: さぬき もも | 2012年9月20日 (木) 14時24分

今日は残りの人生の最初の日と思って,明るく過ごしたいですが,だれにもやってくる日をどのように迎えるかを考えていきたいです。
モンタ君,涼しくなって楽になったかな。

投稿: tirokuro | 2012年9月20日 (木) 17時45分

モンタ君の顔凄く 可愛い 

同居する母は95歳、初期の認知症と言われてます
でも今も庭仕事をしながら愛猫達とお話です
高齢の母ですが 猫達は年関係なく母を頼りに
してくれてるので嬉しいのかもしれません

昔から子供に介護の苦労をさせたくないと自分のことは
自分でしてきました。
もうそろそろゆっくりと思いますが 母に生きがいを奪わないように。。。そう思う日々です

投稿: maru | 2012年9月20日 (木) 19時00分

あ~申し訳ない・・振込用紙バッグに入れたまま・・・
メモして、明日には郵便局から送金します~ホントにおバカな私~

考えさせられる本ですね~
認知症の義母を3年前に迎えての生活してますが、人は生まれたら必ず死がやってくる・・自分の最後ってどんな最後になるのかな?

投稿: あらんりきちろ | 2012年9月20日 (木) 19時32分

ば~ばさま
この数年、大変でしたね。
自分が倒れた場合、、意識も無く倒れた場合に備えて、今から準備が必要なんですね。

投稿: ナベショー | 2012年9月20日 (木) 20時18分

あひるさま
妻のロールキャベツはスープ仕立てです。
ホワイトソースも美味しそうですね。
今は90歳以上のお年寄りを介護されてる人が多いですね。
そういう自分たちもいずれ、、、

投稿: ナベショー | 2012年9月20日 (木) 20時24分

マルスママさま
お振込み、ありがとうございます。
ご両親が高齢、、、デイケアーに行けるうちは良いのですが、行けなくなった時、食を取れなくなった時どうするか、、懸念してるうちに、三回目の脳梗塞で意識不明になってしまいました。

投稿: ナベショー | 2012年9月20日 (木) 20時30分

さぬき ももさま
定年前後、、亡くなる方が多いです。
それほど、会社での40代後半から50歳代の心的ストレスが多いからだと思います。
総合商社の物産や商事の商社マンの平均年齢は60歳と言われてます。
今は倒れても、死なないように医者は全力を尽くしますからね。
QOLは無視して、、、生きてるのではなく生かされてる、、、医者、病院、製薬会社は儲かるでしょうが、、
医療保険は大赤字、、、
僕も、70歳過ぎて倒れたら、延命治療を拒否する文書を書こうと思います。

投稿: ナベショー | 2012年9月20日 (木) 20時39分

tirokuroさま
必ず、その時はやってくる、、倒れて意識が無くなって生きてるのが最悪、、癌なら準備できるし、その時までしっかり生きれるのですが、、、
モンタ、、今日は快適だったね。

投稿: ナベショー | 2012年9月20日 (木) 20時42分

maruさま
95歳で、初期の認知症ながらお元気で、自分のことは自分でする、、、、長生きするなら、こうありたい。
死ぬまで健康寿命、、、こういう事なんですね。

投稿: ナベショー | 2012年9月20日 (木) 20時49分

あらんりきちろさま
お忙しい折、よろし区お願いします。
やっと、お天気が良くなりましたね。
自分の最後、、かっこいい死に方、死にざまが出来るように、、男の最後の美学だよ。
脳梗塞でよれよれは嫌、癌がいい。

投稿: ナベショー | 2012年9月20日 (木) 20時53分

ナベショーさんのブログを見てびっくり!
私も読んでいる本のことを書こうと思っていたところ・・・
ずっと、こうなった時どうすると考えていたことが、明快に書かれていました。
きっと誰もが思って、でも言えない事が・・・
でも、私は母の老いや、様々な死に出逢って、反対に生きるということを真剣に考えるようになりました。
死から目を逸らせてはいけません。

モンタ戎さま?

投稿: MONA | 2012年9月20日 (木) 22時23分

MONAさま
僕も義母がこんなになってなかったら、老人医療や介護、延命治療の実態について知らないままに、自分自身の事になってしまったと思う。
MONAさんのブログにも行ってきました。
僕も読みましたが、この本はベストセラーになりましたね。
介護の真っただ中にいる方が多いだけに、切実な問題です。
モンタ戎、、PCの背景にいかが?

投稿: ナベショー | 2012年9月20日 (木) 22時48分

自分の最後をどう迎えるか、考えさせられますね!

延命治療の是非に関しては日本では、まだ難しいようですが、加速する高齢社会、国民健康保険の破綻せざるを得ない現状が近づき個々に最後の迎え方は考えておくべきでしょうねえ。

我家では、義母の最後の延命治療は兄弟や子供達が集まって決めましたが、分かっていても身内のこととなると皆一日でも長く生かしてあげたいと言う結論に達しました。
予てからの義母の意向と性格から、夫が延命を外すことを決断し皆を説得することができました。

やがて来る自分達の最後は更に明確にすることで、尊厳死として認められるようになるのではないでしょうか。

モンタくんもどう最後を迎えるのかな?


投稿: ronsard | 2012年9月21日 (金) 17時13分

ronzardさま
延命治療に関しては、少なくとも自筆でやって欲しくないことと、して欲しい事を書き残して置けば、後に残された家族の間で揉めなくて良いのですが、、、。
ご主人さまのように、きちっと家族や親せきに説明して決断される方がおられるといいのですが、、、なかなかむつかしいものです。
モンタ、、の方が長生きしたらどうする?

投稿: ナベショー | 2012年9月21日 (金) 21時39分

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