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2012年10月12日 (金)

セイタカアワダチソウの花が満開

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セイタカアワダチソウ(背高泡立草)

日本全土を真っ赤に染めた彼岸花に替わって、セイタカアワダチソウが野や水田放棄地を黄色く染める。

戦後に蜜蜂の蜜源植物として、養蜂業者が北アメリカから日本に持ち込んだ。

そして、急速に日本全土に広がって、、、、、

今じゃ、ススキと共に日本の秋の原風景として、認知、定着したね。

セイタカアワダチソウは根から他の植物の成長を阻害するホルモンを分泌

野原や荒地のススキや他の雑草を征服して、勢力範囲を広げてきたが、、

自身が分泌する成長阻害ホルモンによって自家中毒により繁殖が止まり、、、

今じゃ、ススキや葛などと共生、共存している。

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秋は、大量に花蜜を吹く野の花が無かっただけに、セイタカアワダチソウの花蜜により冬越する蜜蜂達が飢え死にすることが無くなった。

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一時、花粉症の元凶として騒がれたこともあるが、濡れ衣であることが判明

杉のように風によって花粉を飛ばして受粉させる風媒花ではなく、蜜蜂の様な昆虫の助けによって受粉する虫媒花である。

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セイタカアワダチソウの蜂蜜、、、、

僕は味わったことが無いが、美味しくなくて食するには適さないそうである。

今年は、蜜蜂を襲うオオスズメバチの襲来が少ない。

それでも、蜂場によっては、数箱全滅の被害を受けた、、、という蜂仲間もいる。

たまたま、僕の蜂場の近くにオオスズメバチの巣が少ないという事か、、、

一日に一回は蜂場に見に行く、、、

ようこそ、いらっしゃいました!

お初にお目にかかります、、、

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捕獲器の金網の中より、蓋の上のネズミペッタンの方がお好みでしょうか?

仲間がくっついてると、近寄って挨拶、、、おや足が動かない!

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こちらの捕獲器の中にも、、、

オオスズメバチは、上に、上にと飛ぶ習性があり、巣箱の入り口につけられた2~3段の捕獲器の仕切り通路を下から上に移動して、元に戻れなくなる、、、

魚の定置網漁法と同じ原理だね。

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最初に偵察のオオスズメバチがやってきて、しばらくして仲間と共に5~6匹で再び襲ってくる。

蜜蜂の群れの中の兵隊蜂が、一斉に巣門から飛び出て、勇敢にオオスズメバチに立ち向かうが、、、、、、

恐ろしい牙でかみ殺されて、巣門の前は数千匹の蜜蜂の死骸の山となる、、、

兵隊蜂が全部戦死すると、もうオオスズメバチに立ち向かう蜜蜂はいない。

オオスズメバチは巣箱の中に、侵入して、怯える無抵抗の蜜蜂や幼虫を全部殺して、自分の巣に運ぶ、、、

かくして、数万匹の蜜蜂の群れは全滅する。

偵察に来たオオスズメバチに数十匹の兵隊蜂が飛びかかり、噛み殺されながらも、其のうちの勇敢な1匹が後ろから背中に飛び乗って、首の所を刺して殺してしまう。

でも、なかなかそうはいかない。

日本蜜蜂は、数百匹がオオスズメバチに一斉に飛びかかり、野球ボールくらいな熱球に生って体温による熱で殺してしまう。

オオスズメバチの耐熱温度が蜜蜂のよりも数度低い事を利用している。

西洋蜜蜂には、そのような知恵が無いので、日本で西洋蜜蜂が野生化して増えることは無い。

先日の1kgのオージービーフのローストビーフ

最後の残りを野菜スープで食べました。

ビーフ、ジャガイモ、人参、蕪、エノキタケ、玉ねぎ

味付けは鶏ガラスープの素と塩胡椒のみ、、、

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なかなか美味しい牛肉、、幾度も楽しみました。

また、買ってこよう。

モンタ、、蜜蜂の話は退屈かな?

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コメント

ついに来ましたね。今年の気候と関係してるのでしょうか。でも対策は十分。しかも,毎日の点検を怠らない。
すごいです。
偵察に来たオオスズメバチが戻らないーって,またやってくるのは,何時かしら。秋晴れのいいお天気。オオスズメバチの偵察行動にピッタリの日が続きますね。
モンタ君,頭の黒い模様を隠して歩いてね。オオスズメバチが好きだって。

投稿: tirokuro | 2012年10月13日 (土) 08時33分

蜜蜂とオオスズメバチの戦い、自然の摂理とは言え恐ろしい。とても信じ難い話です。実際にこのような場面に出くわしたことがありますか?

投稿: 畑の管理人 | 2012年10月13日 (土) 15時07分

越後の山里は蕎麦の花が終わり、、
そして静岡と同じようにセイタカアワダチソウが満開になりました。。
オオスズメバチは例年より遅く、、蕎麦の花が咲き始めた
ころから飛来するようになりました。。
そう、、偵察蜂のあとに5~6匹で襲ってきますね。。
捕獲器の金網をガチガチかじる音は不気味です。。
が、、人を襲いに来ているわけではないので、、
ハエタタキで程よく半殺しになるように叩いて、、
箸で摘んでネジミペッタンに囮としてくっつけると、、
あらら、、面白いようにペッタンに捉えられていきます。。
襲撃は例年より遅かったのですが、、その数は例年通りです。。

投稿: NorthWave | 2012年10月13日 (土) 18時15分

こんにちは。記事を拝見して思ったんですが、ダニ駆除のアピスタンの使用方法は巣板、4枚か5枚に一枚垂らすはず。ナベショーさまの写真を拝見すると7枚群も6枚群も5枚群も2枚垂らしてあるようですが。使用方法に問題ないんでしょうか?強い耐性ダニが出来そうな気がするんですが。

投稿: ミード光圀 | 2012年10月13日 (土) 20時28分

tirokuroさま
今年も来ましたね。
でも、例年に比べると格段に少ないです。
偵察が戻ってこないと、次のは何時来るんでしょうね?
晴天が続いてるけど、今度、数日の雨の翌日が危ない、、必ず大挙押し寄せます。
モンタ、黒い頭は危ないぞ、、わかってる?

投稿: ナベショー | 2012年10月13日 (土) 22時36分

畑の管理人さま
5~6匹のオオスズメバチがやってきて、巣門の前は蜜蜂の死骸の山、、
オオスズメバチを蜜蜂がやっつけた、、
幾度も現場に出会ってますよy。

投稿: ナベショー | 2012年10月13日 (土) 22時39分

NorthWaveさま
襲来の時期、、多少は早い、遅いは有りますが、やはりやってきますね。
不思議、人には見向きもしませんね。
襲ってきたら、こわいです。
100円ショップの昆虫網より、蝿叩きの方が効果がありそうですね。

投稿: ナベショー | 2012年10月13日 (土) 22時44分

ミード光圀さま
なかなか鋭いご指摘!
標準単箱で4枚以内ならアスピタン1枚、それ以上5~9枚は2枚って、かなり大雑把ですが決めています
6枚群の場合、1枚と半分に切って1/2枚を入れてる真面目な人もいますよ。
耐性ダニ、、多いよりもむしろ少ない方が耐性ダニは出来やすいと思います。
継箱2段の巣碑16枚の群れに、下段に二枚しか入れてなかったり、一度使用したのを入れてる人も見かけますが、大丈夫かな?

投稿: ナベショー | 2012年10月13日 (土) 22時53分

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