蜜蜂の越冬準備
人気blogランキング「 花、ガーデニング部門」にエントリーしています。
イヌタデは赤いのでアカマンマと言われて親しまれてる。
でも、時々、赤いのに混じって白いイヌタデ
ホトケノザやアザミなどにも、白い花のを見かけたことがある。
11月も中旬
暖かい静岡では、まだまだ女王蜂が産卵を続けている。
セイタカアワダチソウの花もほぼ終わり、大量に流蜜する花は無くなった。
今からは、寒さと共に、産卵域が減った分、貯蜜が増えるようにしてやらねばならない。
また、蜜蜂の密度が低い群れでは、貯蜜が少ない巣脾枠を抜いて、
餌箱の外側に置き、蜂の密度を大きくする。
餌箱の外側に置いた貯蜜枠は、冬越しの時に新聞紙で包んで断熱層にする。
これは外から2枚目、、、
蜂蜜と花粉を蓄えている。
花蜜と砂糖水が混ざることにより、冬季での砂糖の結晶化を防ぐことが出来る。
越冬蜂にあまり働かせて、体力を消耗させないために、9月頃に砂糖を与える方が良い、、、という考えもある。
しかし、9月頃は出来るだけ産卵域をたくさん確保する方が、越冬蜂がたくさんになるとの考えから、貯蜜を少なくして11月になって砂糖を与えている。
15群のうち、少ない群れで巣脾枠は5枚、、、
多い群れでは6枚から7枚、、、
暖かい冬だと女王が産卵するので、ダニも繁殖する。
1月中にギ酸によるダニ駆除を行い、2月から3月中旬には、本格的なダニの駆除、、
2月に目覚めの砂糖水を与えることにより産卵が始まる。
3月末には単箱が8枚の満杯となり、継箱を置いて二段とする。
隔王板を入れて、二段目を貯蜜エリアにすれば、4月末には桜の蜂蜜が、、、
さらに、3段になり、5月末には蜜柑の蜂蜜が採れる、、、
4月~6月は別の離れた養蜂場で新女王を育てて、女王の更新も並行して行う。
6月末は、モチノキの蜂蜜を採って、7月は採蜜はお休みして、ダニの駆除、、、
もし、7月にダニ駆除を行わないと、蜜蜂の群れは急速に増えるダニによって弱体、
スムシが入り込んで全滅する。
8月は真夏の蜂蜜を採る、、、、
9~10月は再びダニ駆除
セイタカアワダチソウが咲いて、冬越準備に
地方によって、気候、自然が異なるが、僕の確率した養蜂管理年間スケジュール
毎年、気候も異なり、そう思惑通りにいかないのは養蜂の世界
だから、面白いのである。
今年はオオスズメバチが少なかったが、それでも、ネズミペッタンにこんなにくっついてる
日が沈むのも早くなった、、
蓋を開けての内検は、良く晴れた、風のない日の午前中に行う。
少々、温度が下がっても、午後の日差しで巣箱の中の温度が上昇するからである。
先日、漬けた大根と日野菜の甘酢漬け、、、
とっても美味しくなったよ!
人気blogランキング の花・ガーデニング部門にエントリーしています。
読者の皆様の応援、一日一回のクリックをお願いいたします。
| 固定リンク
コメント
モンタ君のうっとりお顔を、毎日、拝めるナベショーさんは幸せ者です。
蜜蜂さん、冬の間ゆっくり骨休めをしてね!
投稿: MONA | 2012年11月10日 (土) 23時42分
白いイヌタデきれいですね。
何度も試行して,確立した年間スケジュールを持ってらっしゃっても,気候の違いやそれにとももなって流蜜する花の数,オオスズメバチの行動も微妙に違って面白いんですね。頭と体を休める暇がない養蜂の仕事を続けられるっていうのは,やはり健康だからですね。
そのもとは,おいしい食事ですね。
モンタ君がすやすや眠られるのも,ナベショーさんの健康のおかげ!
投稿: tirokuro | 2012年11月11日 (日) 12時22分
ナベショーさんの”養蜂管理年間スケジュール”
参考になります。。
秋の長雨で越冬用貯蜜を心配してましたが、、
どうやらセイタカさんの蜜をタップリ溜め込んだようで
箱はズシリと重い!!
麻布の上に一日分の新聞紙を被せて蓋をしました。。
後は日を選んで小屋に放り込めば今年は終わり
になります。。
雪国故の結露が心配ですがダニについては今年は
大丈夫とたかをくくってます。。
投稿: NorthWave | 2012年11月11日 (日) 19時47分
MONAさま
いえいえ、カメラの前ではモンタはポーズするけど、普段はいつも眠ってます。
投稿: ナベショー | 2012年11月11日 (日) 21時51分
tirokuroさま
西洋蜜蜂は、自然の状態では生きていけない家畜、、
寄生ダニに如何に対処するか、、、が最も重要、、
4年前に全滅させた苦い経験が今役に立っています。
地方、蜂場、季節、、によって、毎年同じというのは無いところが面白い。
基本技術はしっかり会得した後は、自分自身の蜂場での管理方法を確立しなさい、、との先生の教えです。
やはり、僕が元気にやれるのは、食べることが好きだからでしょうね~
モンタが遊んでくれるのもね。
投稿: ナベショー | 2012年11月11日 (日) 22時04分
ナベショーさんの蜂蜜を大切にいただいています。
こちら東九州は今年は蜂蜜が例年ほど取れないらしいです。
雨が多かったことと関係があるのでしょうか。
甘酢漬け、小さい大根1本で作ってみました。
とってもおいしいです。
すぐになくなりそうなのでまた作ろうと思います。
レシピを紹介してくださってありがとうございます。
投稿: momo | 2012年11月11日 (日) 22時08分
NorthWaveさま
日本養蜂はちみつ協会からの養蜂マニアル(2)の養蜂管理年間スケジュールを見ると、日本全国地方によって、かなり異なりますね。
越後では、もう越冬に入ったのですね。
間も無く雪が降ってくると、小屋に入れないと雪で巣箱が埋まってしまう、、
こちらは12月初に断熱用の新聞紙を入れて、巣門を狭めます。
こちらは冬でも暖かい日もあって、女王が産卵を続けるので、ダニも幼虫にくっついて繁殖して、春に蓋開けたら蜂が全滅してた、、、という場合もあるようです。
投稿: ナベショー | 2012年11月11日 (日) 22時12分
momoさま
たしかに、メインの花が咲くときに長雨だと、蜂蜜はさっぱり、、、
蓮華の花も、最近は害虫のゾウムシが増えて、蓮華の花が咲かないとか、、、
甘酢漬け、、美味しいでしょう!
ついついお八つ代わりに一本食べてしまったり、、
二つのプラ桶で交互に漬けて、無くなる一週間まえに途切れないように漬けるといいですよ。
投稿: ナベショー | 2012年11月11日 (日) 22時21分