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2015年4月 9日 (木)

ダニ退治は難しい

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ムスカリの花

ムスカリの名前は、香料のムスクから来ている。

じゃ香鹿の分泌物の臭い、、、、

ムスカリの花に鼻を近づけて、その臭いを嗅ぐと、、

じゃ香の香りがする、、、ぜひ試して見てください。

養蜂にとって、最大の課題は蜜蜂に寄生するダニの駆除、、、

直径1㎜ほどの赤いダニが、蜜蜂の幼虫や成虫の体液を吸って、蜜蜂の群れを全滅させる。

国で認可されているダニ駆除の農薬は2つ、、、

そのうちの一つは、耐性が出来て、ほとんど効果が無い。

もう一つの農薬は、今のところ効果はあるが、次第にダニが耐性を持ち始めたようである。

二つの薬剤を交互に使用することにより、ダニが耐性を持たないというが、

効かない農薬を使った時には、ほとんど効かないために、大被害を被る。

非農薬系では、香料のチモールやギ酸が有効であるが、完全ではない。

特に、ギ酸は使用法が難しく、女王が死んでしまうことがある。

それに、危険な化学薬品なので、皮膚についたり、目に入ると大変なことになる。

したがって、化学の現場の知識がない人は使うべきではない。

他に、砂糖の粉を蜜蜂に振りかけて、蜜蜂がダニを砂糖の粉と一緒に巣箱の底に振り落すという方法もある。

また、最近注目されてるのは、蜜蜂の雄の幼虫に、選択的にダニが潜り込んで産卵するという習性を利用した駆除方法

雄蜂用大きな巣礎を巣枠に張り付けて、巣箱に挿入

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蜜蜂は数日で、六角形の巣苞を作る、、、、

そして、間もなく女王蜂が産卵して、雄の幼虫が成長する。

そこにダニが産卵

幼虫が大きくなって、蓋をして蛹となる、、、

孵化する前に巣枠ごと取り出して、雄蜂の幼虫と寄生したダニを焼却する。

そして、次の新たな雄蜂用巣礎を挿入する、、、

この繰り返し、、、、

昨年、この方法をトライして、夏のダニ退治に完璧に成功したと思いきや、、、

大失敗、、メタメタにダニにやられた。

原因をいろいろ考察するに、、、

巣礎から巣苞が出来て、産卵されて、幼虫が成長して、ダニが産卵するまで、約2週間、、

この間、ダニは産卵する雄蜂の幼虫が無いので、働き蜂の幼虫に産卵する、、ということ。

この方法を始めてトライした養蜂家の多くが、このために失敗したと思われる。

そこで、誰もが考えることは、ダニが産卵できる雄蜂の幼虫が常時存在すること、、、

それを可能にするために開発されたプラスチック製の雄蜂用に巣礎枠

それを、裏表4分割して、3か所は厚紙や段ボールで覆う。

表面

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裏面

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これを、巣箱の中に挿入、、、数日で紙で覆ってないところに巣を盛る。

次に、もう一枚のカバーを取り除く、

こうして、一週間ごとに、被いを除いていくと、順番に巣を盛って、産卵し、幼虫が育ち、ダニが産卵し、蛹になって蓋をする、、、

昨年秋に、熊谷養蜂(株)に見学に行ったときに、このアイデアを聞き、

これだ、、と納得!

この間から、実際にトライ、、開始!

この右側の蓋をした蛹、ダニが産卵済

右側は幼虫、、ここにダニが産卵できる。

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左側は産卵された卵

右側は、巣が盛られて、これから産卵

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ここまで出来上がったら、蓋掛けされた蛹のゾーンを、ヘラで取り除く

数日で、蜂は再び巣を盛る、、、

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このサイクルにより、ダニが産卵出来る幼虫が常時存在することになる。

雄の幼虫が少なくなる夏場、、急速に働き蜂の幼虫にダニが産卵して被害が大きくなる。

今から夏にかけて、この雄蜂によるダニトラップがどれほどの効果を発揮するか、、楽しみである。

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今日のブログの記事は、養蜂でのダニ駆除の話題、、

養蜂に馴染みの無い方には、退屈な話ですが、

養蜂家にとっては切実なこと、あえて記事にしました。

NHK ETVの今日の料理、、、

最近の妻の料理は、今日の料理のが多いね!

鶏胸肉、ピーマン、筍、カシューナッツ、玉ねぎの炒め物 

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鶏の胸肉チリソース

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鶏の胸肉はぱさぱさしてるけど、これらの料理はとても美味しかった。

ミツバチおじさん、、、

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明日も元気にお会いしましょう!

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コメント

手間暇かけて大切に育てたミツバチ
ナべショーさんの蜂蜜、、いくつもの大変な作業を
頭に浮かべながら甘みをかみしめています
うちの近くの(ほんとに目と鼻の先、、、)山の中に
養蜂家の方が置いていくミツバチの巣箱が
20箱ほどあります
天気の良い日はミツバチが飛んでいますが
気温が低いと巣箱も静かです

投稿: れんげ畑 | 2015年4月 9日 (木) 22時37分

れんげ畑さま
年により暑かったり寒かったり、、、こんな年は珍しい
目と鼻の先ほどの近くに20個も巣箱、、
日本蜜蜂かな?
全部の巣箱にミツバチが入居してら、すごいですね。

投稿: ナベショー | 2015年4月10日 (金) 22時01分

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