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11月17日、郷里の綾部での中学校の同級会に出席、
ホテルに一泊して、翌日はバスで綾部の町から20kmほど奥の奥上林というところへ
高校の同級の桜井克彦さんの案内で里山登山
写真中央、、、鳥垣渓谷から昔のカヤ場跡を経て735mのシデ山山頂
更に、大栗峠を下って麓に至る登山コース
実は、、、、
桜井さんは、大学を卒業後、滋賀県庁に勤務、、
57歳の時の脳梗塞を患って、早期に退職し、単身で故郷の奥上林に帰って来て、約1町歩の水田、畑を耕し、米と野菜作り、、、
当初、桜井夫人は仕事の都合で大津を離れられず、月に数回だけ帰省、、、
収穫した野菜類をたくさん持ち帰り、大津の自宅前で無人販売
今は、仕事も辞めて、月半分は大津から綾部に、、
子供の頃に登った裏山、、、
山頂付近の広大なカヤ場、、、大勢の村人が入って屋根を葺くカヤを刈って麓に運んだ、、、
しかし、カヤ葺きの家も少なくなり、山に入る村人もなくなり、峠道を越える人もなくなった。
かっての山道は荒れ果てて、カヤ場も雑木で覆われ、人が入れる状態ではなくなっていた。
桜井さんは農作業の合間に山に入り、木々を切り、倒木を除去し、かっての山道を蘇らすべく苦闘、、、
そして、賛同する仲間も加わり、10年かかって、かっての山を蘇らせた。
近くには立派な施設の綾部温泉もあり、過疎化していく山村に、新たな観光スポットを作り上げたのである。
登山案内のパンフレットも、道標も、、すべて彼の自作、、、
登山者にわかりやすいように、、、、
鳥垣渓谷、シデ山の矢印も付けさせてもらったと、、、、、、
桜井夫人に軽トラに乗せてもらってひたすら登山口へ、、、
登山口から少し林道を入ると、、、
桜井さんの作業用ユンボ
登山道の整備を始めて間もない頃、林道と渓流を横切る倒木を除こうとして、
ユンボを操作してる時、倒木が運転席を直撃、ユンボが川に転落、
彼は運転席から投げ出されて頭を打って大怪我、、、投げ出された方向が逆なら即死
病院での頭の検査費用が3万5千円、ユンボの引揚費用が35万円だったと、、、命拾い!
ヤマメの泳ぐ美しい渓谷の流れに沿って山道を登っていくと、、、
やがて、第一の滝
この間の台風のため、流木が谷を横切る、、
そして第二の滝
さらに、小さな滝を経て、、、
ここまで人が歩ける道に整備する苦労、、いかほどか!
昨年、ここ場所でオオサンショウウオを発見したと、、
第3の滝を過ぎると、、、
登山道は渓谷を離れて、横の落葉樹の斜面へ、、、
昔の道を見つけるのに苦労したという、、、
今でこそ、わかりやすい歩ける道だが、、、、
チェーンソーで倒木を切除き、ナタで木の枝を払い、
眼下に第4の滝、、
第5の滝、、、登山道から滝壺へ下る道をつけ、、
登山道の木々には、木の名前の表示板も、、
小鳥の巣箱をかけて、、
モミジやカエデなどの広葉樹の苗を植えて、、
中には30年後でないと実をつけないトチの木も、、
案内表示も、、、
美しい最後の第6の滝を後にして、、、
しばらく渓流に沿って、、やがて渓流の水もなくなり
なだらかな雑木林の斜面が広がる、、、,
明治初期には36町歩もある広大なカヤ場、、今は雑木林の中を進む、、、
昭和40年くらいまでは秋はカヤ刈、春は山焼き、、、
急に視界が広がり、展望台に、、
標高 約600m、
ここには、林道が来てて、林道工事の残土を置いてもらって、車も駐車できるスペースに、、
鳥垣渓谷を歩かずに、直接林道を歩いても、車でもここまで来られる、
さて、ここから、さらに斜面の登山道を登っていくと、、、
なだらかな平地が広がる、、、、
昔のカヤ場、、、ワラビなど山菜採りも、、、
秋になると、男も女も村中総出で山に登り、カヤを刈り、天秤棒で担いで麓に運ぶ
カヤ場を登りきると尾根道へ
遂に735mのシデの山の頂上に、、
登ってきた渓谷とカヤ場跡の雑木林
若狭湾の舞鶴の海も見える
記念撮影
頂上で、昼食のラーメンを食べる、、、、
なだらかな尾根道を下って、、、
このたくさんのキノコは、、、、、
食べられるのか、、、いや毒キノコか、、、、???
(すこし採取、持ち帰った、、ネットで調べて悩んだ結果、食しなかったが、たぶん食用かも、、)
しかし、よくぞ、この里山、登山道のコースを歩けるように整備したものよ!
山を越えて和知へ通じる大栗峠
この峠を越えてお嫁に来た女性、、、今も2人おられるという
昔の道標
和知側への道を少し下ったところに、、、
当初、和知側に下って、JR山陰本線和知駅から京都方面に帰るつもりだったが、、、
和知側の山道はわかり難く荒れてるそうである。
元来た道に引き返して、、、
どんどん下って、、、無事麓につきました。
麓には、桜井夫人が車で迎えに来てくれて、柿や独活などたくさんのお土産をいただいて、バスに乗り、綾部へ、、、
更に綾部から京都、掛川、西焼津へ、、、
夜9時に自宅に到着しました。
何から何まで桜井さんにお世話になった、、ありがとう!
桜井さん御夫婦は、シデの山から見える山々を、月に幾度も登ってられるそうです。
峠の向う側の村との交流もできたら、、、などまだまだ夢は広がる。
この18日の天気予報は雨、、、
最悪、登山は中止することも考えてたが、実際は素晴らしい晴天でした。
それから、実は大失敗があった、、
カメラのバッテリーを充電してて、それを忘れて自宅を出て、、、、、、、
なんと、バッテリーの入ってない空のカメラを持ってきてしまった!
桜井さんのカメラを借りて、僕のカメラのCFカードを挿入し、この登山の記録写真を撮ることが出来ました。
出発前に綾部温泉にて、、
高校の同級生 伯耆さんも来てくれて、、桜井さん、ナベショーの3人で、、
今日に寒くなった、、、石油ストーブに火を入れたら、、、
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